フィックスターズなど3社、水冷GPUコンテナDC-PKGを提供へ
株式会社フィックスターズ、NTTPCコミュニケーションズ株式会社、株式会社ゲットワークスの3社は、2026年9月8日(火)より、コンテナ型データセンターや水冷GPUサーバーなどを一体化した「水冷GPUコンテナDC-PKG」の提供を開始します。
本パッケージは、設計・構築から統合監視・運用支援までをワンパッケージで提供し、企業の敷地内におけるオンプレミスAI基盤の迅速な導入を支援するものです。AIモデルの大規模化に伴う電力・冷却設備の課題や、専門人材不足といった運用のハードル解消を目指します。
開発の背景とAI基盤運用における課題
企業におけるAI活用が実業務への組み込みへと移行するなか、アクセラレーテッド コンピューティングの高性能化に伴う消費電力の増大や、冷却設備を備えたデータセンターの不足が課題となっています。
また、機密データ保護や通信コストの抑制を目的に自社敷地内への基盤設置ニーズが高まる一方、水冷サーバーに対応した設計・構築ノウハウの不足や専門人材の不足、導入後の運用負荷が障壁となっていました。3社はこれらの課題を解決するため水冷GPUサーバー環境の共同検証を実施し、検証結果と各社のノウハウを集約して本パッケージの開発に至りました。
本パッケージでは、利用企業の敷地や電源設備を活用し、コンテナ型データセンター、水冷GPUサーバー、監視・運用支援を一括で提供します。これにより、各フェーズにおけるベンダー選定や調整の負荷を軽減し、導入までの期間短縮とスムーズな立ち上げを実現します。
また、コンテナ設備からサーバーまでの状態を一元的に把握する統合監視により、障害や中断の早期発見・対応を可能にします。サーバーのダウンタイムによる機会損失を抑制し、高価なGPUリソースの効率的な活用と中長期的な運用コストの最適化を支援します。
想定されるユースケースと提供概要
本パッケージでは、主に以下のユースケースが想定されています。
- 機密データ活用向け:厳格なセキュリティ要件に対応し、機密データを外部へ持ち出すことなくAI分析や生成AIの利用を可能にします。
- 製造業・フィジカルAI向け:設計データや生産ラインの映像データを活用した外観検査・異常検知AIの本番運用により、品質向上や検査業務の効率化を図ります。
パッケージは水冷のNVIDIA アクセラレーテッド コンピューティング サーバーとコンテナ型データセンターを中核として構成され、納期は最短8ヶ月です。なお、コンテナ設置に必要な建築や電源等の工事はパッケージに含まれず、別途工事費用が発生します。
今後の展開
今後3社は、NVIDIA Vera Rubinプラットフォームをはじめとする次世代のアクセラレーテッド コンピューティング サーバーへの対応を進める方針です。さらに、分散型AI基盤やエッジAI領域への展開を通じて、企業のAI活用を支えるインフラサービスの拡充に取り組むとしています。
参画企業の概要
本パッケージを提供する3社の概要は以下の通りです。
- 株式会社フィックスターズ(東証プライム:3687、代表取締役社長 CEO:三木 聡):計算資源を活用するソフトウェア最適化技術を通じて、AI推論処理や学習プロセスの高速化を支援
- NTTPCコミュニケーションズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:藤嶋 久):中堅・中小企業向けICTサービスやGPU基盤構築をはじめとするAI関連事業を展開
- 株式会社ゲットワークス(本社:東京都千代田区、代表取締役:中澤 秀則):2013年よりコンテナ型データセンターの開発・構築を手掛け、省エネや再生可能エネルギーを活用した実績を保有
本記事は株式会社フィックスターズ、NTTPCコミュニケーションズ株式会社、株式会社ゲットワークスの発表をもとに作成。
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