橋本組と小澤土木、国交省の第9回JAPANコンストラクション国際賞を受賞
静岡県焼津市に本社を置く株式会社橋本組は、国土交通省が主催する令和8年度「第9回 JAPANコンストラクション国際賞」の中堅・中小建設企業部門を、株式会社小澤土木と共同受賞しました。
同賞は、日本企業の海外進出の後押しや建設・不動産業の競争力強化などを目的に創設された国土交通大臣表彰です。橋本組と小澤土木がベトナムで取り組んできた、日本の建設技術を現地の社会課題解決につなげる事業展開などが評価されました。
現地の制度に技術を定着させる市場創出型の展開
橋本組が小澤土木とともにベトナムで進めている海外事業は、単発的な工事施工にとどまらず、技術が現地で継続的に使われる市場づくりを目指しています。2019年にはベトナム企業をパートナーとして現地法人「HOPE E&C JSC」を設立し、現地エンジニアの雇用やOJT、日本での研修を通じた技術移転と人材育成を進めてきました。
現在は、日本で実績を持つ圧入工法をベトナムのインフラ事業で継続活用できるよう、技術基準の制定や積算体系の整備を進めています。サイレントパイラー™を用いた圧入工法は、1975年に株式会社技研製作所が世界で初めて実用化した技術で、振動や騒音を抑えながら高精度かつ省スペースで杭の圧入引抜施工が可能です。
老朽ダム対策での技術実証と今後の展開
取り組みの起点となったのは、ベトナムにおける老朽ダムの漏水対策です。両社はJICA中小企業支援事業案件化調査を経て、経済産業省が推進する「グローバルサウス未来志向型共創事業」を活用し、ベトナム北部の農業用貯水池で圧入工法を用いた鋼矢板遮水壁による漏水対策を実証しました。モデルケースにおける現地既往技術との比較では、圧入工法は初期投資が4%高い一方、耐久性は1.5~3倍という結果が示されています。
技術基準が制定されることで、ベトナム国内にある約1,000か所の貯水池の補強・漏水対策工事への適用加速や、農業環境省が管理する約9,300kmの河川堤防への展開が見込まれています。今後は地すべり、港湾、海岸、都市土木など、多様な分野への展開も想定されています。
高度人材採用から始まった海外展開の歩み

橋本組の海外展開は2017年の高度人材採用から始まり、現地法人の設立や政府・関係機関との関係構築、技術実証などを段階的に進めてきました。
株式会社橋本組代表取締役社長/CEOの橋本真典氏は、海外で工事を受注することだけでなく、日本の技術が現地に根付き、現地の人々によって使い続けられる仕組みをつくることを目指し、焼津から世界の社会課題解決に貢献できる建設会社を目指していくとしています。
株式会社橋本組の概要
- 代表取締役社長/CEO:橋本 真典
- 所在地:静岡県焼津市本町2丁目2番1号
- 創業:大正11年12月
- 企業サイト:https://www.hashimotogumi.co.jp/
- TEL:054-627-3276(代表)
- FAX:054-628-8007
本記事は株式会社橋本組の発表をもとに作成されています。
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