東京駅前の中央通り5か所にベンチ設置へ 歩行者の滞在性検証する社会実験を実施
東京駅前地区駐車対策協議会と、東京建物株式会社および三井不動産株式会社が事務局を務める一般社団法人東京駅前地区まちづくり推進協議会は、東京駅前地区の中央通り(国道15号)において「ひと歩き・ひと休みプロジェクト」を実施します。期間は2026年9月16日(水)から10月9日(金)までです。歩行者の回遊性や滞在性の向上、道路空間における休憩・避暑機能の有効性を検証することを目的としています。
将来的な道路空間利活用を見据えた社会実験
中央区による東京駅前地域のまちづくりガイドラインにおいて、中央通りは銀座・京橋・日本橋を結ぶにぎわい骨格軸として位置付けられており、中央区の基本計画では歩行者天国の延伸を目指すことが定められています。東京駅前地区をはじめとする周辺地区での再開発が進む中、来訪者の増加が見込まれることから、歩行者が快適に滞在・回遊できる環境の整備が求められています。
2022年にはNPO法人はな街道が主体となって中央通りでベンチ設置の検証実験が行われ、利用者アンケートで今後のベンチ設置に対する高い賛同が確認されました。今回の社会実験では、これらの結果や地域住民の声を反映し、将来的な常設滞在空間の形成や歩行者天国延伸を含む道路空間のあり方について具体的な検討を進めるとしています。
5か所に植栽一体型ベンチを設置しアートイベントとも連携
実験期間中は、東京都中央区の中央通りの5か所(上島珈琲店 京橋2丁目店前、三井ガーデンホテル京橋前、メルクロスビル前、日本橋フロント前、丸善 日本橋店前)に、休憩機能や避暑機能を備えた植栽一体型ベンチが期間限定で設置されます。
ベンチには各協力事業者の資源や知見が活用されます。上島珈琲店 京橋2丁目店前ではNPO法人はな街道が管理する花壇の一部を活用し、三井ガーデンホテル京橋前では株式会社東京チェンソーズが手掛ける多摩産材を使用したベンチが設置されます。三井ガーデンホテル京橋前を除く4か所のベンチは株式会社コトブキよりリース提供を受け、周辺の植栽デザインには第一園芸株式会社が参画します。また、暑熱環境への対応として避暑機能を備えたベンチの設置や避暑グッズの配布も予定されています。
さらに、にぎわい創出に向けた周辺連携の検証として、同時期に開催される「T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO」と連携し、上島珈琲店 京橋2丁目店前の設置什器に猫をモチーフとしたアート作品が掲出される予定です。実験を通じて、利用者数、滞在時間、利用者評価、人流の変化、維持管理上の課題などを把握し、基礎資料として活用する方針です。



本プロジェクトの実施体制は以下の通りです。
- 実施主体:東京駅前地区駐車対策協議会、一般社団法人東京駅前地区まちづくり推進協議会(事務局:東京建物株式会社、三井不動産株式会社)
- 協力:東京国道事務所、NPO法人はな街道、一般社団法人TOKYO INSTITUTE of PHOTOGRAPHY
- 後援:東京都中央区
東京駅前地区駐車対策協議会は2018年5月31日に設立され、中央区より指定を受けて駐車場地域ルールの運用を行うとともに交通環境改善のための地域貢献策を検討・実施しており、本取り組みでは関係行政や地元との協議・調整などを担当します。2022年6月20日に設立された一般社団法人東京駅前地区まちづくり推進協議会は、本取り組み全般の実務遂行などを担当します。なお、本リリースの内容は公開日時点の情報であり、予告なく変更または中止となる場合があります。
本記事は東京駅前地区駐車対策協議会および一般社団法人東京駅前地区まちづくり推進協議会の発表をもとに作成しました。
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