tenso、越境ECで支払いが1度で完結するBuyee Oneを提供開始
BEENOSグループで海外向け購入サポートサービス「Buyee(バイイー)」を運営するtenso株式会社は、越境EC購入における海外ユーザーの支払い手続きが1度で完結する新機能「Buyee One(バイイーワン)」の提供を開始する。従来は商品代金と配送料の2回に分かれていた決済を購入時の1回にまとめ、購入時点で総額を確定できるようにした。本機能は一部の国、地域およびストアから提供を開始し、対象範囲を順次拡大する予定としている。
費用負担の不確実性を解消し購買体験を改善
海外ユーザーがBuyeeを通じて商品購入を行う際、従来は購入依頼時の「商品代金の決済」と倉庫到着後の「配送料の決済」という2回の決済が必要だった。これにより最終的な支払い金額が購入時に確定しない不安が存在していた。
「Buyee One」の導入により、対象ストアでの商品購入時に「商品代金、配送料・手数料、および対象となる関税・輸入税等」を含む支払い総額を確認し、支払手続きを完了できるようになる。
背景には、拡大を続ける越境EC市場におけるコスト意識の高まりがある。経済産業省の「令和6年度 電子商取引に関する市場調査」によると、2024年時点で米中の消費者が日本から購入した金額は前年比約8.3%増の4兆2,350億円に達した。一方で、各国での少額輸入貨物に対する関税制度の変更や物流コストの増加などにより国際配送料の引き上げも行われている。
また、Baymard Instituteによる調査「50 Cart Abandonment Rate Statistics 2026」では、ECのかご落ち率は平均70.22%と試算されており、「購入忘れや購入意志の無いカート投入」を除くと、「高額な追加費用(Extra Cost too high(shipping,etc.))」が40%、「注文総額を事前に確認・計算できなかったこと」が12%を占めているという。
配送実績データとAIを活用して事前算出を実現
「Buyee One」は、配送料および関税額の事前予測により、決済を購入依頼時の1度で完結させるサービスである。
Buyeeでは、新品商品だけでなく、フリマサイトやオークション、リユース市場などで販売される二次流通品を含めた幅広いカテゴリーの商品を配送してきた実績を持つ。特に二次流通市場ではサイズや重量、価格帯が異なる1点ものが流通するため、同サービスには幅広い商材の海外配送実績が蓄積されている。

これらの日々の取引を通じて継続的に更新される配送実績データ基盤とAIを組み合わせることで、送料や関税を高精度に事前算出する仕組みを構築した。
提供開始時の対象範囲とBuyeeのサービス
提供開始時におけるBuyee Oneの対象範囲は以下の通りとなっている。
- 対象国・地域:アメリカ(提供開始時)
- 対象ストア:JDirectItems Fleamarket(提供開始時)
Buyeeは世界約120の国と地域(※配送可能国・地域は、時期によって変動)に対応する海外ユーザー向けの購入サポートサービスであり、国内向けECサイトを越境対応にする「Buyee Connect」の無償提供も行っている。
tenso株式会社の概要
- 社名:tenso株式会社
- 代表者:代表取締役社長 直井 聖太
- 本店所在地:東京都品川区西五反田八丁目4番13号
- 設立年月:2008年7月
- 資本金:100百万円
- コーポレートサイト:https://corp.tenso.com/
本記事はtenso株式会社の発表をもとに作成。 参照:経済産業省「令和6年度 電子商取引に関する市場調査」(https://www.meti.go.jp/press/2025/08/20250826005/20250826005.html)、「50 Cart Abandonment Rate Statistics 2026」(https://baymard.com/lists/cart-abandonment-rate)
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