石川県加賀市が山中芸妓と山中節の継承へ向けGCFによる寄附受付を開始
石川県加賀市は、山中温泉で受け継がれてきた山中芸妓と、市指定無形民俗文化財の山中節を未来へ継承するため、ふるさと納税サイトのふるさとチョイスにてガバメントクラウドファンディング®(GCF®)による寄附受付を開始しました。
昭和30~40年代の最盛期には200人を超えていた山中芸妓が現在は5人まで減少し、文化の存続が危ぶまれています。加賀市(市長:山田 利明)は後継者育成や芸の披露機会の創出、山中節の保存・振興に取り組み、この文化を次の100年へつないでいく方針です。
最盛期200人超から5人に減少した山中芸妓
山中温泉には、温泉街の賑わいとともに育まれてきた芸妓文化があります。山中芸妓はお座敷や舞台で唄や踊りを披露し、訪れる人々をもてなすとともに、地域に息づく伝統文化を受け継いできました。
昭和30~40年代の最盛期には200人を超える芸妓が活躍していましたが、時代の変化に伴うお座敷の機会減少により人数が減り、現在活動する芸妓は5人となっています。

山中芸妓が担う重要な役割の一つが、加賀市指定無形民俗文化財「山中節」の継承です。山中節は約100年前、芸妓の初代米八がお座敷唄として確立し世に広めたとされています。哀愁漂う曲調とゆったりとした独特の節回しが特徴で、唄や三味線、踊りとともに山中温泉を象徴する文化として受け継がれてきました。
現在は山中座の定期公演「山中節 四季の舞」などで芸が披露されているものの、担い手が減少する中で技術をいかに次の世代へつないでいくかが課題となっています。
寄附金の活用用途と後継者育成
長い年月をかけて地域で受け継がれてきた文化は一度途絶えると再現が容易ではないことから、加賀市はふるさと納税を活用したクラウドファンディングの実施を決定しました。
集まった寄附金は、主に以下の取り組みに活用される予定です。
- 山中芸妓の後継者育成、唄・踊りなどの稽古や技術継承
- 山中座「山中節 四季の舞」など、芸を披露する機会の創出・継続
- 加賀市指定無形民俗文化財「山中節」の保存・振興
- 芸妓文化や山中節の魅力を伝える情報発信
- その他、山中温泉の伝統芸能を次世代へ継承するために必要な取り組み
寄附を通じて単年度の支援にとどまらず、次の担い手育成や披露の場づくり、魅力発信につなげていくとしています。
クラウドファンディングの概要は以下の通りです。
- プロジェクト名:山中芸妓・山中節を絶やさない!未来へつなぐプロジェクト
- 募集期間:令和8年9月1日~11月29日(90日間)
- 目標金額:1,800,000円
- 寄附受付サイト:ふるさとチョイス(https://www.furusato-tax.jp/gcf/5970)

加賀市のふるさと納税担当者は、担い手減少による文化途絶への危機感を示し、「まだ残っている今だからこそ、できることがある」という思いでプロジェクトを立ち上げたとコメントしています。
※「ガバメントクラウドファンディング®」および「GCF®」は、株式会社トラストバンクの登録商標です。
本記事は石川県加賀市の発表をもとに作成しています。
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