タカフジ、圧力波でススや灰を除去する新型清掃システムを発表
株式会社タカフジは、圧力波の力によりボイラーなどの炉内・伝熱管に付着したスス・灰を効率的に除去し、設備の安定運転と省エネルギー化を実現する新型清掃システム「圧力波式スートブロワTSB-3/TSB-4(TAKAFUJI Soot Blower System)」を発表しました。本製品は、2026年9月9日(水)~11日(金)に幕張メッセで開催される展示会に出展され、実機および製品イメージが紹介される予定です。

開発の背景と事業着手の経緯
ボイラーや熱交換器の伝熱管には運転にともないスス・灰などの付着物が蓄積し、放置すると熱交換効率の低下や設備トラブルの原因となります。従来は蒸気を利用したスートブロワが広く用いられていましたが、蒸気の使用による発電出力の低下や蒸気供給量の変動が課題となっていました。
大分県大分市に拠点を置きプラント建設・整備を手掛ける同社は、2021年に同市内で木質バイオマス発電所の営業運転を開始するなど、プラントの施工・保守と運転の両面を担っています。自社発電所の運転経験からスス・灰除去の重要性を実感したことを機に、三菱重工パワーインダストリー株式会社とのライセンス契約に基づき「圧力波式スートブロワTSB-3/TSB-4」の製造・販売に着手しました(特許第7153824号、第7834841号、第7835843号取得済み、その他関連特許出願中)。
圧力波による清掃の仕組み


本システムは、高圧ガス室内でメタンガスと酸素を充填・混合し、点火プラグで着火して発生させた圧力波を炉内に放出することで、伝熱管に付着したスス・灰を除去する仕組みです。製品名の「TSB-3」「TSB-4」は、高圧ガス室の容量(3リットル/4リットル)の違いを示しています。
クリーニングは以下の3段階の作用によって進行します。
- 衝撃振動:圧力波により伝熱管に付着した灰へ振動を与える
- 正負圧による引き剥がし:圧力波の通過後に生じる負圧領域により、付着灰の引き剥がしが起こる
- 短周期振動:伝熱管に短周期振動が発生し、付着灰の除去が促進される
製品の特長と主な適用施設
本製品は蒸気を使用しないため、発電出力の低下や蒸気供給量の変動が発生しない点が特徴です。また、燃料ガスの使用量が少なく、軽量・コンパクトでシンプルな構造ながら1台あたりの有効範囲が広いため、設置台数や操作床の削減につながります。さらに、伝熱管を振動させて飛灰を除去する方式によりエロージョンの発生を抑制し、メンテナンスも容易とされています。
主な適用施設としては、以下が挙げられています。
- 木質バイオマスボイラー及び熱交換器
- 一般廃棄物焼却炉用廃熱ボイラー及び熱交換器
- 産業廃棄物焼却炉用廃熱ボイラー及び熱交換器
- 石炭ボイラー及び付属熱交換器
- セメント製造設備付排熱ボイラー及び熱交換器他
展示会への出展概要
本製品は、下記の展示会において実機および製品イメージが紹介されます。
- 展示会名:スマートエネルギーWEEK【秋】2026 第1回(国際)熱エネルギー展(I-TEX JAPAN)
- 会期:2026年9月9日(水)~11日(金) 10:00~17:00
- 会場:幕張メッセ(千葉県千葉市美浜区中瀬2-1)
- 小間番号:展示ホール8 E29-47

会社概要
- 会社名:株式会社タカフジ
- 代表者:代表取締役 佐藤隆彦
- 所在地:大分県大分市三佐6丁目3番25号
- 事業内容:プラント設備工事・メンテナンス、産業機械製造及び据付、ボイラー熱交換器製造、上下水道施設、ごみ焼却施設、リサイクル施設、塗装工事、エネルギー事業、食品・アグリ事業等
- URL:https://takafuji-gr.co.jp/
本記事は株式会社タカフジの発表をもとに作成されています。
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