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WILLER EXPRESSとWill Smart、バス運行DXの技術検証へ

WILLER EXPRESS株式会社と株式会社Will Smartが実施主体となるプロジェクトが、国土交通省の令和8年度「『交通空白』解消等リ・デザイン全面展開プロジェクト」地域交通DX推進タイプの支援対象に選定されました。事業名は「バス業務標準仕様準拠 車載デバイスやAI技術を活用した運行系業務システムおよび安全管理業務の高度化の技術検証」です。両社は車載デバイスやAI技術を活用した運行系業務支援システムの開発と、実運行環境における安全管理業務の高度化に向けた技術検証を進めます。

バス事業の現場では、人手不足や業務の属人化に加え、安全管理・運行管理・旅客向け情報提供の各システムが分散していることによる業務負担や運用コストが課題となっています。また、車両から取得できるデータを一元的に活用し、運行管理や安全管理の効率化・高度化につなげる仕組みの構築も求められています。

こうした課題に対し、本プロジェクトでは国土交通省が定めるバス業務標準仕様書に準拠した、Webベース、ペーパーレス、IoT等の技術を取り入れた運行系業務支援システムを新規開発します。既存システムの改修ではなく標準仕様を前提として新たに設計することで拡張性を確保し、安全管理・旅客向け情報提供・運行管理の各種データを連携させて業務を横断的に支援する環境を構築します。

車載データの一元管理と成田シャトル新木場線での実証

本プロジェクトでは、OBD型デジタルタコグラフやドライブレコーダーから取得する車両データをクラウド上で一元管理します。運行データの分析・改善や安全対策の高度化に活用するほか、GTFS Realtimeによる運行情報の外部公開、安全管理クラウドシステム「RootS」との連携、AIを活用した運行管理業務の効率化に取り組みます。

技術検証の実証フィールドには、千葉県成田市・山武郡を主な実施地域とするWILLER EXPRESSの「成田シャトル新木場線」(潮見・新木場駅~成田空港・芝山町役場)が用いられます。実際の運行現場において「RootS」とWill Smartが開発する運行系業務システムを連携させ、現場で活用可能か、業務効率化や安全管理の高度化につながるかを検証します。

本プロジェクトでは、以下の実現を目指しています。

  • 業務の標準化・効率化:標準化された業務モデルを参考に、属人化している業務の効率化やペーパーレス化を推進
  • 運行・安全管理の高度化:車載データやAIを活用し、人の経験や判断に依存していた業務をデータに基づいて支援
  • 利用者への情報提供の高度化:運行データを活用し、より正確かつリアルタイムな運行情報の提供を目指す
  • 導入・運用コストの低減:既存システムと比較し、初期導入費やデータ更新・運用にかかる人件費などを含めたトータルコストの低減を検証
  • バス業界への展開:他のバス事業者にも展開可能な、経済合理性のあるパッケージサービスの実現を目指す

今後のスケジュールは以下の通り予定されています。

  • 2026年8月~9月:システム化要件整理
  • 2026年9月~12月:アジャイル型開発/AI駆動型開発/モジュール利用
  • 2026年12月~2027年1月:実証検証
  • 2027年2月:報告・評価

両社は実運行で得られた知見をもとに、バス事業者が導入しやすく継続運用できるDXソリューションとしての展開を目指すとしています。

参画企業の概要

WILLER EXPRESS株式会社

  • 代表者:代表取締役 平山 幸司
  • 設立:2012年9月1日
  • 所在地:東京都江東区新木場1-18-13
  • 公式サイト:https://www.willerexpress.co.jp/

株式会社Will Smart

  • 代表者:代表取締役社長 石井 康弘
  • 設立:2012年12月12日
  • 上場:東証グロース(175A)
  • 所在地:東京都江東区
  • 資本金:865百万円(2026年6月1日現在)
  • 事業内容:モビリティ業界を中心とした事業課題解決に対してDX 技術を駆使したソリューションの企画・提案、ソフトウェアの受託開発と運用支援
  • 公式サイト:https://willsmart.co.jp/

本記事はWILLER EXPRESS株式会社および株式会社Will Smartの発表をもとに作成しています。

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