社会福祉法人絆友会理事長の川名美雄氏による保育実践書が2026年9月10日刊行へ
社会福祉法人絆友会の理事長である川名美雄(よしお先生)氏は、現場の実践をまとめた書籍『みんなが主役の保育園 子どもと親と保育士が地域の絆で笑顔を創る』を2026年9月10日に恒健社より刊行する。保育所5施設や児童発達支援2事業所の運営、年間延べ2,000名以上が参加する研修へと発展した現場の経験をもとに、子どもの選択の尊重や保育士の働き方改革、保護者や地域との関係構築について具体的に紹介している。一般書店の店頭販売は予定せず、Amazonなどの書籍販売サイトで電子書籍およびPOD書籍として販売される予定である。
本書の出発点となったのは、川名氏が保育士として経験した、備品の購入に稟議から到着まで約3週間を要する硬直した仕組みや、全員に一律の行動を求めるトップダウンの風土に対する違和感であった。子どもが笑顔になるためには、そばにいる保育士が疲弊せず強みを生かして働ける組織と、保護者をサービスの受け手ではなく共に育てる仲間として迎える関係性が不可欠であると捉え直している。

同書では、「全員同じ」から一人ひとりの選択の尊重へ、保育士の「自己犠牲」から強みを持ち寄るチームへ、保護者を「お客様」から子育ての仲間へという3つの転換が提示されている。

理念を支える現場の具体的な仕組み
園の現場では、理念を具体的な仕組みへと落とし込む取り組みが進められている。用途を決めない素材や自作教材、体育・アート・音楽などのプログラムを用意し、大人の評価ではなく子どもの表情や反応を継続基準としている。また、性格や得意分野の異なる保育士を組み合わせる複数担任制を採用し、単一の価値観を押し付けない環境づくりを行っている。
業務面では、一人一台のPCやクラスごとのiPhone、連絡帳アプリ、加工機器、ロボット掃除機や用務員の配置によって雑務を削減し、子どもと向き合う時間を確保している。新人育成においては新卒職員を余剰人員として配置して「3年間は学びの期間」と位置づけているほか、ミスが発生した際には原因追及ではなく再発防止を話し合い、1万円以内の購入は担当保育士が判断できるなど、心理的安全性と裁量を持たせる組織運営を行っている。
保育を核に世代と制度を越える地域づくりへ

同法人は、異年齢保育や地域の小中高生ボランティア、高齢者との交流のほか、隣接する児童発達支援事業所での相談対応、こども食堂を通じた地域の子どもへの食事提供などを行っている。今後は保育園を核として、児童発達支援、学童保育、多目的交流施設、医療、就労支援、高齢者福祉などがつながり、障がいの有無や世代を越えて支え合える「ちっちゃなまち」の構築を構想している。
書籍情報
- 書名:『みんなが主役の保育園~ 子どもと親と保育士が地域の絆で笑顔を創る~』
- 著者:川名 美雄(社会福祉法人絆友会 理事長)
- 刊行予定:2026年9月10日
- 発行:恒健社
- 価格:電子書籍 1,980円(税込)/POD書籍 2,970円(税込)
- ISBN:ISBN978-4-911210-02-4
- 販売:Amazon等の書籍販売サイト(三省堂書店オンデマンド、三省堂書店 Yahoo!ショッピング店など)

本記事は社会福祉法人絆友会の発表をもとに作成されています。
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