『マネーフォワード Admina』、MDM連携を拡充

株式会社マネーフォワードは、情シス向け業務OS『マネーフォワード Admina』において、エムオーテックス株式会社が提供するIT資産管理・MDM『LANSCOPE エンドポイントマネージャー クラウド版』と連携した新機能「MDM連携 with LANSCOPE」の提供を開始した。

この機能により、『マネーフォワード Admina』内のITデバイスの台帳管理をリアルタイムかつ正確に行うことが可能となる。『LANSCOPE エンドポイントマネージャー クラウド版』のシリアルナンバーやハードウェア情報などを同期することで、デバイス管理台帳が常に最新情報に更新され、情報システム部門の資産管理業務の手間を削減できる。

「MDM連携 with LANSCOPE」の特長は以下の3つだ。

  1. 台帳側でユーザーのアクセス状況を確認できる。退職者の退職後のログインや、紛失端末などのリスク把握が可能となる。
  2. MDMのデータをデバイス管理台帳に取り込むことで、台帳の真正性を担保できる。二重登録の手間を削減し、台帳データの陳腐化も防げる。
  3. 「Device プラン」のユーザーであれば、無償で利用可能。

MOTEXの代表取締役社長である宮崎吉朗氏は、今回の連携により人・端末・クラウドサービスの情報の一元管理が可能となり、企業・組織のIT資産管理がより効率的かつ安全になることを期待していると述べている。

また、実際に「MDM連携 with LANSCOPE」を利用しているアルプ株式会社のCorporate Division 望月咲岐氏は、これまで『マネーフォワード Admina』と『LANSCOPE』を同時に利用しており、どちらも閲覧するという手間がかかっていたため、本連携を非常に期待していたと語っている。デバイス情報の一元管理がより円滑にできるようになったことを喜んでいる。

『LANSCOPE エンドポイントマネージャー クラウド版』は、PC・スマホの一元管理を可能とし、メーカーシェアNo.1を獲得している。また、レビュープラットフォーム「ITreview」では、IT資産管理、ログ管理、MDM・EMM、統合運用管理の4部門でLeaderを獲得するなど、高い評価を得ている。

『マネーフォワード Admina』は、SaaSとデバイスの情報を従業員情報と紐付けて管理することで、IT資産を可視化し、入退社に伴う作業の業務効率化を行う”SaaS×デバイス管理OS”だ。シャドーITの検出、内部不正による情報の持ち出し対策などのセキュリティ強化や、SaaSの適切な選定や契約・管理を提案し、ITコストの削減にも寄与する。