天地人の水道DXソリューション宇宙水道局、愛媛県八幡浜市上下水道課が導入契約
JAXA認定の宇宙ベンチャーである株式会社天地人は、衛星データを活用した水道DXソリューション「宇宙水道局」について、愛媛県八幡浜市上下水道課と契約した。

八幡浜市では漏水リスク分析サービスを導入し、老朽化が進む管路の調査効率化を図る。
国内の水道管老朽化と八幡浜市が抱える課題
日本国内では上水道の水道管の老朽化を背景に大規模な漏水事故が発生しており、日本水道協会「水道統計」令和5年度によると、日本の水道管延長の約25.3%にあたる約18.9万kmの管路が法定耐用年数を超えている。少子高齢化や人口減少に伴う料金収入や職員数の減少が見込まれるなか、広域かつ短期間での点検や修繕の実施が困難とされている。
愛媛県西部に位置する人口約2万8000人の八幡浜市においても、人口減少による給水収益の減少に加え、今後10年間で市内の管路・水道施設の約半数が耐用年数を超過するなど厳しい事業環境にある。同市は「八幡浜市水道事業経営戦略」を推進して施設の計画的な更新や耐震化に取り組むなか、水道管の老朽化対策と有収率向上に向けた漏水調査の効率化が課題となっていた。
衛星データとAIを活用した漏水リスク診断を導入

八幡浜市上下水道課が導入したのは、宇宙水道局が提供するサービスのうち「漏水リスク診断に基づく音聴調査支援」である。
本サービスは、衛星データを活用した数メートル単位での管路のリスク診断によって、現在や近未来の漏水リスクを把握する仕組みとなっている。用途に応じたメッシュ単位での診断にも対応し、漏水可能性が高いエリアを絞り込むことで、優先的に調査すべき場所を特定して効率的な維持管理を支援する。
八幡浜市上下水道課は、人工衛星データとAIを活用した漏水リスク分析により調査エリアを効率的に絞り込み、限られた財源と人員の中で漏水調査の最適化を図るとしている。
「宇宙水道局」は、「第7回インフラメンテナンス大賞」厚生労働大臣賞や「第6回宇宙利用促進大賞」審査委員特別賞を受賞しているほか、国土交通省が公開している『上下水道DX技術カタログ』(実用段階編187・188ページ)に掲載されている。2023年4月のサービス提供開始から、延べ導入事業体数は80を突破した(2026年7月現在。契約更新含む)。
株式会社 天地人の概要は以下の通り。
- 会社名:株式会社 天地人
- 所在地:東京都中央区日本橋1丁目4−1日本橋一丁目三井ビルディング5階
- 代表者:代表取締役 櫻庭 康人
- 事業内容:衛星データを使った土地評価コンサル
- 公式サイト:https://tenchijin.co.jp/
- 「宇宙水道局」特設サイト:https://suido.tenchijin.co.jp/
本記事は株式会社天地人の発表をもとに作成。
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