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ズクトチエ、白馬ハムの事業を承継へ 域内調達と通年雇用拡大を目指す

株式会社ズクトチエは、安曇野食工房合同会社が手がける自家製ハム・ソーセージブランド「白馬ハム」の製造・販売事業を、2026年9月30日付で承継する。10月1日より新体制での営業を開始する予定となっている。

同社は食品製造を事業ポートフォリオに加え、自社事業における域内調達率を高めるとともに、通年で働ける雇用の創出を進める方針だ。

白馬岩岳新田地区における地域再生と事業承継の背景

株式会社ズクトチエ(本社:⻑野県北安曇郡白馬村、共同代表:太田悟・和田寛)は、白馬村を中心に宿泊・飲食施設などの再生・運営に取り組んできた。

宿泊施設の廃業や店舗の休業が進む白馬岩岳新田地区において、ズクトチエグループは2018年以降、地域に残る建物や事業を活用した再生を行っている。営業を休止していた民宿や土蔵をリノベーションした「旅籠丸八」や、築160年以上の古民家を活用した「庄屋丸八ダイニング」のほか、2019年には旧土産店を「白馬ハム」の工房(安曇野食工房に賃貸)として再生した。

その後も、2023年に既存の民宿を活用した「Square8 HAKUBA RETREAT by UNPLAN」の再生と館内での「LOCARY 岩岳」開業をはじめ、「CITY COFFEE HAKUBA」の誘致、旧油屋旅館を活用した飲食店「High Village HAKUBA」、宿「岳水」を再生した「THE GAKUSUI HAKUBA IWATAKE」などを手がけている。

今回の事業承継を通じて食品製造を加えることで、既存の宿泊・飲食・物販における域内調達率を高め、仕入コストを抑えながら地域内で生み出す付加価値の向上を図る。

製法と品質を維持し自社内外へ販路を拡大

白馬ハムは、本場ドイツの技術を受け継いだ製法と「信州吟醸豚」をはじめとする地域の素材を活かしたブランドで、「粗挽きポークウインナー」「ハーブ畑のポークフランク」「ボロニアソーセージ」「燻製ベーコン」などを展開している。

ズクトチエグループが運営する「ao LAKESIDE CAFÉ」では、シグネチャーメニュー「バターミルクパンケーキ コンボプレート」をはじめとする複数メニューで白馬ハムの商品を使用している。同プレートは年間約1万2000食を提供し、店舗全体では白馬ハムのソーセージを年間約2万本使用している(2025年8月~2026年7月実績)。

承継後も、これまで製造を担ってきたスタッフが引き続き製造に携わり、製法や品質基準を引き継ぐ。製造責任者は、(社)日本格付協会や長野県農協直販を経て、ドイツRAPS社のゼミナール参加やドイツ人マイスターからの直接指導で製法技術を習得した久保田 彰夫氏が務める。今後は自社施設での提供や販売機会を増やすほか、地域の宿泊・飲食施設への販路拡大を進める考えだ。

食品製造事業の追加による通年雇用の創出

白馬の観光産業は、冬季を中心に繁忙期と閑散期の差が大きく、年間を通じた雇用をつくりにくい課題を抱えている。

宿泊やスキー場とは異なる需要を持つ食品製造や土産商品の販売領域を育てることで、ズクトチエは通年で働ける仕事を増やすことにつなげていくとしている。

概要一覧

白馬ハム

  • 所在地:長野県北安曇郡白馬村北城11014-1
  • 公式サイト:https://www.hakubahamu.com/

安曇野食工房合同会社

  • 代表取締役:常盤 大智
  • 住所:長野県安曇野市穂高柏原1633-5
  • 設立:2017年2月1日
  • 事業内容:食肉加工・製造業

株式会社ズクトチエ

  • 代表:代表取締役(共同代表) 太田 悟・和田 寛
  • 住所:⻑野県北安曇郡白馬村大字北城12147
  • 設立:2022年7月4日
  • 事業内容:白馬を中心としたリゾート施設の開発・運営、全国のリゾート施設に対する運営支援・コンサルティング等
  • URL:https://zukutochie.com/

本記事は株式会社ズクトチエの発表をもとに作成。

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