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丹波篠山市が里山保全の体験プログラムを展開 親子向け認定や大人向け講座など

兵庫県丹波篠山市は、人と森が共生する持続可能なまちづくりを目指し、世代や目的に合わせた体験型プログラムを展開しています。市の約7割を占める森林の荒廃が進むなか、里山を身近に感じるきっかけをつくる取り組みを進めています。親子向けの自然観察から大人向けの実践的な整備技術の習得まで、多様なアプローチで森に関わる人材の育成を図っています。

里山の荒廃と暮らしへの影響

丹波篠山市は市域の約7割が山や森で覆われており、かつては木材利用や日常的な手入れによって自然の循環が保たれていました。しかし、ライフスタイルの変化や木材需要の減少により森に入る機会が減り、手入れが行き届かない里山の荒廃が進んでいます。

里山の荒廃は、土砂崩れなどの自然災害リスクを高めるだけでなく、野生動物の人里への出没や農作物被害の増加につながるなど、住民の安心・安全な生活にも影響を及ぼしています。

親子で学ぶ「子ども樹木博士」認定プログラム

次世代へ豊かな自然環境をつなぐ取り組みのひとつとして、市は親子を対象とした「子ども樹木博士」認定プログラムを春と秋の年2回実施しています。

森林インストラクターの案内で森を巡り、樹木の特徴を五感で学びながら木の名前を覚える体験型企画です。プログラムの最後には習熟度を測るテストが行われ、結果に応じて認定が受けられます。あわせて、どんぐりや枝を使った木工クラフト作成や、手鋸を使った丸太切り体験も行われています。

  • 対象:幼稚園児、小学生、その保護者(同伴必須)
  • 関連URL:丹波篠山市視聴覚ライブラリー(https://www.youtube.com/watch?v=J4ifpy2XLaM)

大人が実践的な技術を学ぶ「麒麟の森づくり事業」

大人が森林への関心を深め、保全の担い手となるための体験型プログラムとして「麒麟の森づくり事業」も展開されています。座学にとどまらず、里山の現状を把握し、自ら手を入れる技術を学ぶ内容となっています。

プログラムでは、森林インストラクターの案内で人工林や自然林、竹林の現状と課題を学ぶほか、市内の林業者からチェーンソーやノコギリの安全な扱い方を教わり、間伐などの整備作業を体験します。さらに、切り出した木を薪として活用する方法の学習や、整備された竹林でのタケノコ収穫など、森の恵みを生活に生かす取り組みも含まれます。

研修で得た知識や技術を参加者が身近な里山の手入れに活かすことで、持続可能な森づくりの担い手を増やす狙いがあります。

  • 対象:里山を所有している人、里山づくりに関心がある人
  • 関連URL:森機応変(https://tanba-satoyama.jp/)

本記事は丹波篠山市の発表をもとに作成しました。

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