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ルビ財団、ルビフルボタンに指定の読み仮名を登録できる新機能を提供

一般財団法人ルビ財団は、ウェブサイト上の漢字に自動でふりがなを表示するサービス「ルビフルボタン」において、サイト運営者が独自の読み仮名を登録できる「カスタム読み仮名機能」をリリースしました。

本機能は株式会社LIFULLの協力のもとで企画・開発されたもので、自動判定では正確な表示が難しい地名や人名などの固有名詞に対し、指定した読み仮名を優先して表示できるようにします。あわせて、LIFULLが提供する住宅弱者向けサービス「FRIENDLY DOOR(フレンドリードア)」への導入も行われました。

固有名詞の正確な表示に対応するカスタム読み仮名機能

ルビフルボタンは、既存のウェブサイトのHTMLソース上に1行のコードを追加することで、漢字へのふりがな表示を切り替えられる無償のサービスです。

今回追加されたカスタム読み仮名機能では、サイト運営者が保有する読み仮名データを登録することで、自動判定だけでは対応が難しい語句について登録内容を優先して表示します。例えば、不動産サイトに掲載される駅名や地名について地域ごとの正式な読み方を登録することで、利用者へ正確な情報を提供できるようになります。

多言語話者の情報アクセスにおける課題と開発の背景

日本で暮らす外国人や日本語を母語としない生活者が増えるなか、漢字を使用しない言語を母語とする人にとって、ふりがなは情報理解を支える手段の一つとなっています。

東京大学大学院総合文化研究科・教養学部の髙橋史子氏と大塚愛美氏による予備調査「ルビ調査に関する報告―日本語学習者にとってのルビの効果―」(2026年6月)によると、日本語を第一言語としない学習者の8割以上が公的文書において漢字を読めなかった経験があり、そのうち約半数が読むことを諦めた経験があると回答しました。また、駅名や地名についても8割弱が読めなかった経験があると回答しています。

こうした背景から、ルビ財団は誰もが情報にアクセスしやすい環境づくりを目指してサービスを提供してきましたが、地名や人名といった固有名詞の自動判定に課題があったため、今回の新機能開発に至りました。

LIFULL HOME'S「FRIENDLY DOOR」への導入

新機能は、LIFULLが提供する不動産・住宅情報サービス「LIFULL HOME’S」内の住宅弱者向けサービス「FRIENDLY DOOR」に導入されました。同サービスは、高齢者や外国籍、障害者など様々な背景を持つ人々が安心して住まい探しを相談できる不動産会社や物件を検索できるものです。不動産情報に多く含まれる難読な駅名や地名に対し、正確なルビ表示を行うことで情報アクセスの向上を図ります。

LIFULL HOME’S「FRIENDLY DOOR」責任者の龔軼群氏は、住まい探しにおける不動産用語の難しさに触れ、最初の段階でつまづかないようにルビ対応を行ったと述べています。

一般財団法人ルビ財団の概要

  • 設立:2023年5月24日
  • 代表理事:伊藤 豊
  • 所在地:東京都港区新橋2-5-2 goodoffice 新橋
  • URL:https://rubizaidan.jp/

本記事は一般財団法人ルビ財団の発表をもとに作成しました。

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