サイバーリンク、PhotoDirector 365にAI PCモード追加へ
サイバーリンク株式会社は、写真編集ソフトウェア「PhotoDirector 365」における新たなオンデバイス編集機能「AI PC モード」を発表しました。この機能は、NVIDIAが展開するPCプラットフォーム「NVIDIA RTX Spark」に最適化されており、AI写真編集ツールをPC上で直接実行できるようにするものです。2026年10月より、同プラットフォームを搭載したWindows PC向けに順次提供が開始される予定です。
AI PC モードは、AIによる生成機能と編集機能を単一のオンデバイスワークスペースに統合した機能です。画像データをクラウドへアップロードすることなくローカル環境で処理できるため、インターネット接続への依存を抑えながら作業を行えます。
サイバーリンクの共同社長であるVincent Lin氏は、この機能によってクリエイターが処理方法を自らコントロールできるようになり、より高い柔軟性とプライバシーが得られるとしています。
制作環境に合わせて選べる2つのモード
PhotoDirector 365では、用途や環境に応じて2種類の処理モードを選択できるようになります。クラウド支援機能を含む全機能が利用可能な「フル機能モード」と、デバイス上で直接処理を行うツールに特化した「AI PC モード」が用意されます。
AI PC モードを選択することで、生成系ツール利用時のクラウドベースのAI生成クレジットへの依存を減らし、従量制の制限やトークン消費を気にせずに編集作業を進めることが可能になります。
AI PC モードのワークスペースには、以下のオンデバイスツールがまとめられています。
- 生成編集:AI画像生成、チャットで画像編集、AI置き換え
- 画像補正:ノイズ除去、手ぶれ補正、AI顔ピンボケ除去、画像拡大、自動カラーエンハンスメント
- 背景編集:背景除去/置き換え
- 不要物・写り込み除去:オブジェクト除去、電線除去
- ポートレート・スタイルツール:AI試着、ヘアスタイル、美顔、ボディシェイパー
これらの機能をローカルで処理することにより、データのアップロードや処理待ち時間を短縮できるほか、機密性を要する画像データをデバイス内にとどめたまま編集できます。
NVIDIA RTX Sparkへの最適化と提供時期
対応基盤となるNVIDIA RTX Sparkは、最大1ペタフロップスのAI性能と最大128GBの統合メモリを備えたパーソナルAIコンピューティングプラットフォームです。サイバーリンクは「NVIDIA TensorRT for RTX」ソフトウェアを活用してデバイス上のAI処理を高速化し、ローカルGPUの性能を引き出す最適化を行いました。
本機能は、2026年10月よりNVIDIA RTX Spark搭載のWindows PCを対象に、PhotoDirector 365のサブスクリプション加入者へ順次提供される予定です。
本記事はサイバーリンク株式会社の発表をもとに作成しました。
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