イタリアの高級ブランド、フェンディは、2024年サマーコレクションにおいて、マダガスカルの女性職人たちをサポートするプロジェクト「メイド フォー ア ウーマン」とコラボレーションした新しい「ロール」バッグを発売する。

「ロール」バッグは、1997年のオリジナルデザインを現代風にアレンジしたもので、ソフトで収納力のあるシェイプと細長いレザーハンドルが特徴だ。ラージ、スモール、ミニの3サイズが展開される。

サステナビリティと社会的責任への取り組みの一環として、各バッグにはマダガスカル産のラフィアが使用され、手作業で美しいバイカラーの「FF」ロゴに編み上げられる。その後、イタリアに運ばれ、フェンディの職人による最終仕上げが施される。

アクセサリーおよびメンズウェア部門のアーティスティック ディレクター、シルヴィア・フェンディは、「フェンディのバッグには人間味が感じられる。職人たちが完璧を期しても、時間と情熱を傾けたことを表すわずかな不完全さこそが、非常に人間らしい」と語る。

メイド フォー ア ウーマンは、アンタナナリボを拠点とするアトリエとのコラボレーションにより、350人以上の女性職人を雇用し、彼女たちの権利拡大を後押ししている。2022年に世界フェアトレード連盟の認証を受けた同プロジェクトは、国連のSDGsに沿った取り組みを通じて、コミュニティ内で大きな前進を遂げている。

フェンディは、「ロール」バッグに加え、同じくメイド フォー ア ウーマンとコラボレーションした「ハンド・イン・ハンド」の「バゲット」バッグも制作。新しい「ロール」バッグは、フェンディ直営店および公式オンラインストアにて発売中だ。