インサイドパスとIchizoku、インサイドセールス向けAIエージェント支援を開始
合同会社インサイドパスとIchizoku株式会社は、インサイドセールス向けAIエージェントの開発および運用支援を開始した。架電ログやCRM、日報などに分散した情報をAIエージェントが収集・分析し、マネージャーが普段利用しているSlackやメールなどのツールへ届ける仕組みを提供する。インサイドパスが持つ営業現場の知見とIchizokuのAI開発力を組み合わせ、業務分析から導入、その後の改善まで一貫して伴走する。
インサイドセールスの現場では複数のツールに情報が分散しており、マネージャーが膨大な架電録音のすべてを確認してメンバーの育成や的確なフィードバックに十分な時間を割くことが難しいという課題があった。
約20年にわたりインサイドセールスの実務とマネジメントに携わってきたインサイドパス代表の佐々木健太氏も同様の課題に直面し、Ichizokuが開発したAIエージェントを自社の実業務に導入した。その結果、優先して確認すべき通話や教育対象者、顧客からの質問・断り理由などを効率的に抽出できるようになったという。今回の支援サービスは、実際の現場で改善を重ねてきた経験をもとに提供される。
AIエージェントの主な機能と特徴
従来の営業支援SaaSのようにユーザー自身が管理画面へデータを探しに行く仕組みとは異なり、AIエージェントが既存ツールの裏側で情報を収集・分析し、Slackやメールに必要な情報を届ける。
支援する主な業務内容は以下の通り。
- 情報収集・整理:架電ログ、CRM、日報、スプレッドシートの収集・要約
- 分析・状況把握:商談化要因の分析、顧客課題や断り理由の抽出、教育対象者や改善ポイントの特定、優先して確認すべき通話の抽出
- 業務支援:日次・週次レポートの作成、CRM入力、ネクストアクションの作成
導入にあたっては、架電ログ分析など効果を確認しやすい業務から開始し、利用状況を見ながら段階的に適用範囲を広げていく。
企業のデジタル社員としての育成と伴走支援
本サービスでは、導入後も実際の業務で使いながら改善を重ねるFDE(Forward Deployed Engineering)モデルを採用している。インサイドパスが業務分析とAI活用設計を担い、Ichizokuが設計・開発・システム連携を担当する。企業の業務ルールや判断基準を学ばせながら、自社の仕事を理解する「デジタル社員」としてAIエージェントを継続的にチューニングしていく方針を掲げている。
インサイドパスの佐々木代表は、AIエージェントを通じてマネージャーが本来果たすべき役割に集中できる環境をつくりたいとしている。また、IchizokuのJay Revels代表取締役は、現場とともに成長するデジタル社員をつくっていきたいと述べている。
先着5社限定で無料の活用診断を実施
サービスの提供開始にあわせ、インサイドセールス組織を運営する法人を対象に、先着5社限定で「AIエージェント活用診断」をオンラインにて無料で実施する。
診断では、業務フローの整理、AI活用業務の特定、導入ロードマップの作成を行う。申込期限は2026年9月30日までとなっており、診断後のAIエージェント開発・導入は有償となる。
- 合同会社インサイドパス(所在地:東京都中央区、代表:佐々木 健太、設立:2025年3月)
- Ichizoku株式会社(所在地:東京都港区、代表取締役社長:Jay Revels、設立:2023年1月)
本記事は合同会社インサイドパスおよびIchizoku株式会社の発表をもとに作成。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



