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キックスペースと九工大、経産省のオープン&クローズ戦略実証事業に採択

超小型人工衛星の開発や宇宙環境試験サービスを手がけるキックスペーステクノロジーズ株式会社と国立大学法人九州工業大学は、2026年7月17日、経済産業省の令和8年度「基盤的共同研究開発に関するオープン&クローズ戦略策定の推進・体制整備強化に向けた実証調査事業」に採択された。

また、同社を認定実施者、九州工業大学を共同実施者とする「特定新需要開拓事業活動計画」は、2026年8月12日付で経済産業大臣の認定を受けた。両者はCubeSat(超小型人工衛星)の開発・試験に関する基盤技術実証を対象に、標準化と知的財産を一体的に活用するオープン&クローズ戦略の策定と推進体制の構築に取り組む。

産業競争力強化に向けたオープン&クローズ戦略の推進

本事業は、産業競争力強化法に基づく「特定新需要開拓事業活動計画認定制度(OCEANプロジェクト)」の一環として実施される。企業と大学などが共同で行う研究開発において、標準化と知的財産を一体的に活用する戦略の策定や活用を促進することを目的としている。

超小型人工衛星分野では、組織ごとに開発・試験手法が異なることがコストや品質のばらつきの要因となっており、試験手法や開発プロセスの標準化が国際競争力の鍵とされている。本事業では、九州工業大学の開発・試験実績に基づく知見と、同社の事業化の実行力を組み合わせ、国際標準として開く技術と知的財産として保護する技術を一体的に設計する戦略の策定と実証を進める。

取り組む2つの実証事業

キックスペーステクノロジーズと九州工業大学は、CubeSatの開発・試験に関する基盤技術実証を対象に、以下の2点に取り組む。

  1. オープン&クローズ戦略の策定実証事業:超小型人工衛星の標準化と知的財産を一体的に活用するオープン&クローズ戦略の策定に取り組み、有効性を検証する。
  2. 大学における推進体制構築実証:九州工業大学において、宇宙分野の研究開発成果の社会実装や国際競争力強化を見据え、オープン&クローズ戦略を継続的に企画・実践できる推進体制の構築に取り組む。

今後の展望と代表コメント

両者は本事業を通じて研究開発成果の社会実装を推進し、宇宙分野の先端技術の発展と産業競争力の強化への貢献を目指す。さらに、得られた知見を活用してオープン&クローズ戦略の実践モデルを構築し、大学発イノベーションの創出に取り組むとしている。

キックスペーステクノロジーズの代表取締役CEOである佐藤凜氏は、「この転換期において競争力を左右するのは、優れた技術そのものだけでなく、どの技術を国際標準として世界に開き、どの技術を知的財産として守り抜くかという戦略設計だと考えています」とコメントしている。

福岡県北九州市に本社を置くキックスペーステクノロジーズは、超小型人工衛星のミッション検討から設計、試験、運用までを一貫して支援しているほか、小型衛星事業者向けに展開型太陽電池パドルや無線通信機、運用ソフトウェアなどの提供を行っている。

  • 会社名:Kick Space Technologies株式会社
  • 本社所在地:福岡県北九州市戸畑区仙水町1-1
  • 設立:2025年7月18日
  • 代表者:代表取締役CEO 佐藤 凜
  • 事業内容:超小型人工衛星インテグレーション事業・宇宙環境試験サービス
  • 公式サイト:https://www.kickspacetech.com/

本記事はキックスペーステクノロジーズ株式会社の発表をもとに作成。

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