茨城県立守谷高生制作のクイズカルタ、なかよし学園がカンボジアの学校で授業実施
特定非営利活動法人なかよし学園プロジェクトは2026年8月26日、カンボジア王国シェムリアップ州のMy Happy Village Cambodia Schoolにおいて、茨城県立守谷高等学校の生徒が制作した「なかよしクイズカルタ」を活用した授業を実施しました。
同校の生徒が総合的な探究の時間で考案した教材を使い、現地の児童や教員が参加する双方向の学習が行われました。


双方向の学びを生むクイズカルタの仕組み
教材となった「なかよしクイズカルタ」は、表面に日本の高校生が世界や日常の自然現象をもとに考案したクイズが日本語と英語で記され、裏面には答えと解説が掲載されています。

クイズを作成するにあたり、生徒たちは世界の国々、自然、人体、科学、環境、文化などをテーマに選定し、普遍的な事象であるかや、日本語を母語としない人にも伝わる英語・イラストになっているかなどを考慮して制作しました。





カンボジアの授業現場では、子どもたちが相談しながら解答を導き出したほか、現地の教員もカードを手に取って出題や解説を行いました。教える側と教わる側が固定されない教材として、現地の教員からも評価を得たとしています。

設備に頼らない持続可能性と国際的な評価

クイズカルタは紙のカードのみで実施できるため、電力や通信環境、タブレット端末などの設備を必要とせず、教育環境が整っていない地域でも継続的に活用できる特徴があります。表面に問い、裏面に解説というシンプルな形式のため、現地の教員や生徒が自国の文化や歴史に関する新たな問題を追加して作り直すことも可能です。
この取り組みの基盤となった活動は国際的にも発信されています。2026年7月にポルトガルのリスボンで開催された第39回ACUNS(国連システム学術評議会)年次総会において、なかよし学園プロジェクトは日本の生徒が制作した教材を海外で展開する教育モデルを発表しました。
日本と世界を循環させる教育モデル
なかよし学園プロジェクトでは、日本の学校で生まれた学びを海外へ届け、その反応を日本へフィードバックする循環型モデル「CoRe Loop」を展開しています。教材制作、現地への配送、現地での共同活用、記録や反応の持ち帰り、教材の見直しというサイクルを通じ、生徒の探究学習を深める仕組みです。
同法人の代表を務める中村雄一氏は、クイズを通じて子ども同士や教員が対話し、説明し合う関係が生まれることに大きな価値があると説明しています。
今後は、今回の授業の様子を守谷高校へフィードバックするほか、現地の教員や生徒が自国のテーマで新たな問題を制作する「現地版なかよしクイズカルタ」への発展を目指す方針です。
実施概要
- 教材名:守谷高校「なかよしクイズカルタ」
- 制作:茨城県立守谷高等学校 生徒
- 海外実施日:2026年8月26日
- 実施地:カンボジア王国シェムリアップ州 My Happy Village Cambodia School
- 実施団体:特定非営利活動法人なかよし学園プロジェクト
本記事は特定非営利活動法人なかよし学園プロジェクトの発表をもとに作成しています。
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