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さいたま国際芸術祭2027、テーマがAwe!に決定 浦和駅周辺を中心に開催へ

さいたま国際芸術祭実行委員会は、2027年10月23日から12月26日まで開催する「さいたま国際芸術祭2027」のテーマを「Awe![オゥ]」に決定し、公式ロゴデザインを発表した。4回目の開催となる同芸術祭は、日常の風景の中で多様な表現を展開し、来場者の心に響く体験の創出を目指す。参加アーティストやプログラムの詳細は、今後順次発表される予定となっている。

畏敬や驚嘆を表すテーマと公式ロゴ

今回のテーマ「Awe(オゥ)」は、圧倒的なものや世界の不思議に触れた瞬間に生じる畏敬や驚嘆の感情を意味している。アートプロジェクト・ディレクターを務める湯浅永麻氏は、身体を通じた表現活動の経験から、情報過多な現代において言葉や知識を超えて心がふるえる感覚に向き合いたいとして本テーマを選定したという。

公式ロゴデザインは、グラフィックデザイナーの小玉文氏(BULLET Inc.)が手掛けた。驚きとともに感情や魂が動く瞬間を「!」のフォルムを用いて象徴的に表現している。

多角的なアプローチをとる3つのプロジェクト

本芸術祭では、以下の3つのプロジェクトを軸にプログラムが展開される。

  • アートプロジェクト:身体を根源的な媒体と捉え、アーティストが地域住民との対話や共同制作を通じて作品を制作する。特定の場所に帰属する性質を持つ「サイト・スペシフィック」なプログラムを市内各地で展開する。
  • 市民プロジェクト:実績あるチームが企画を担当し、さいたま市ゆかりのアーティストによる展示や体験型プログラムを実施する。2016年から活動する芸術祭サポーターとも連携する。
  • 連携プロジェクト:盆栽、漫画、人形、鉄道といった地域の文化資源を活用し、市内の文化施設や民間企業などと共同で企画を展開する。

特定の単一メイン会場を置かない都市回遊型へ

これまでの開催では使用されなくなった公共施設をメイン会場としてきたが、今回は特定のメイン会場を設置しない方針へと転換した。メインエリアとなる浦和駅周辺を中心に、与野本町駅から大宮駅周辺、岩槻駅周辺などの主要駅を起点として各会場を配置する。日常の生活動線上に点在する会場を巡る「都市回遊型」の形式をとることで、まち歩きと芸術体験を融合させる。

  • 会期:2027年10月23日(土曜日)〜12月26日(日曜日)[65日間]
  • 主催:さいたま国際芸術祭実行委員会
  • 主な会場(メインエリア):浦和駅周辺(Urawa U Hall[市民会館うらわ]、旧市民会館うらわ跡地、うらわ美術館、埼玉会館、埼玉県立近代美術館 ほか)
  • 主な会場(その他エリア):与野本町駅から大宮駅、岩槻駅周辺(RaiBoC Hall[市民会館おおみや]、大宮盆栽美術館、漫画会館、鉄道博物館、彩の国さいたま芸術劇場、岩槻人形博物館、市民会館いわつき ほか)
  • 企画体制:プロデューサー 芹沢高志、アートプロジェクト・ディレクター 湯浅永麻、市民プロジェクト・ディレクター 小林優佳

本記事はさいたま国際芸術祭実行委員会の発表(サイト・スペシフィックの定義はartscape「現代美術用語辞典1.0」)をもとに作成

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