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ALL CONNECT、富士山で通信実測調査 剣ヶ峰で楽天モバイルが最速

通信インフラ事業などを手掛ける株式会社ALL CONNECTが運営するメディア「オールコネクトマガジン」の監修を務める株式会社Adeval代表取締役の荒木孝博氏は、富士山における通信環境の実地検証調査を実施した。標高860mの山麓から日本最高峰の剣ヶ峰(3,776m)までの全18地点において4回線と富士山Wi-Fiの実測調査を行った。山頂付近で通信速度の順位が入れ替わり、剣ヶ峰では楽天モバイルが下り74.37Mbpsで最速を記録した。

標高860mから3,776mまでの全18地点で通信環境を検証

今回の調査は、通信実地検証連載「WiFi片手に、日本をめぐる。〜令和の伊能忠敬プロジェクト〜」の第4回として、2026年7月9日と15日の2日間にわたり実施された。調査場所は富士山の吉田口登山道・吉田ルートで、標高860mから3,776mまでの全18地点が対象となった。

計測対象は、楽天モバイル(eSIM)、SpaceXのStarlink、WiMAX端末の「HYBRID Wi-Fi 5G NC03」および「Speed Wi-Fi DOCK 5G 01」、山小屋等で提供される富士山Wi-Fiの計5種類。全地点で同一回線・端末を持ち込み、同じ場所・時間で並べて比較した。山麓の0合目から剣ヶ峰まで登りながら4端末と富士山Wi-Fiを同一条件で比較した検証は、同社が確認した限り日本初だとしている(2026年8月28日時点、同社調べ)。

剣ヶ峰で順位逆転、標高と速度は比例せず

実測の結果、標高と通信速度は必ずしも比例しないことが判明した。Starlinkは本八合目(トモエ館)で345.69Mbpsを記録するなど、六合目から浅間大社奥宮まで8地点連続で最速を維持していたが、最高地点の剣ヶ峰では26.07Mbpsに低下した。

一方、直前の久須志神社(3,710m)で計測不可だった楽天モバイルは、剣ヶ峰において74.37Mbpsを記録し、全体で最速となった。剣ヶ峰での下り速度は、楽天モバイルが74.37Mbps、DOCKが66.80Mbps、NC03が56.80Mbps、Starlinkが26.07Mbpsだった。

また、九合目(3,580m)では楽天モバイル、NC03、富士山Wi-Fiの3回線が計測不可となったものの、約130m上の久須志神社ではNC03が40.80Mbpsまで回復するなど、標高そのものよりも各地点の電波環境が結果を左右する傾向がみられた。

各回線で分かれた「速さ」と「つながりやすさ」の特徴

4回線が同条件で計測できた六合目から剣ヶ峰までの9地点で比較したところ、回線ごとに異なる特徴が示された。

  • Starlink:9地点すべてで計測に成功し、平均下り速度167.46Mbpsを記録した。ただし、一〜五合目の樹林帯では木に遮られ計測できなかった。
  • WiMAX(DOCK):9地点すべてで計測可能で、六合目から剣ヶ峰まで一度も途切れなかった。平均下り速度は15.35Mbpsだった。
  • WiMAX(NC03):8地点で計測でき、平均下り速度は19.32Mbpsを記録した。
  • 楽天モバイル:計測できたのは4地点にとどまったものの、通信が通じた剣ヶ峰では最速を記録し、平均下り速度は35.13Mbpsとなった。

なお、2026年7月から提供が始まった富士山Wi-Fiは、浅間大社奥宮で18.31Mbpsを記録した一方、元祖室ではPing値が885msとなり、剣ヶ峰では計測不可となった。調査を行った荒木氏は、標高だけで通信の強さは決まらず、一番速い通信ではなくその場所で安定して使える通信を選ぶことが重要だとコメントしている。

株式会社ALL CONNECT 会社概要

  • 代表者:代表取締役社長 岩井 宏太
  • 所在地:福井県福井市栂野町第15号1番地2
  • 設立:2005年4月21日
  • URL:https://all-connect.co.jp/

本記事は株式会社ALL CONNECTの発表をもとに作成されています。

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