修成建設コンサルタントと九電ドローン、枯れ木調査・倒木診断技術の高度化で提携
株式会社修成建設コンサルタントと九電ドローンサービス株式会社は、ドローンやAIを活用した枯れ木調査・倒木診断技術の高度化と社会実装の加速を目的として、9月2日に業務提携に関する覚書を締結した。九電ドローンサービスが保有するドローンとAI解析による枯れ木抽出技術と、修成建設コンサルタントのインフラ管理および倒木リスク評価に関する知見を組み合わせ、新たな点検・診断技術の確立を目指す。
名阪国道での点検業務で工数削減を確認
近年、道路沿線や公共インフラ周辺では、樹木の老朽化や倒木リスクへの対応が全国的な課題となっている。こうした状況を背景に、修成建設コンサルタントは奈良国道事務所から受託した道路防災点検業務において、名阪国道(国道25号)の約15km区間を対象に調査を実施した。
この調査では、九電ドローンサービスのドローンによる広域撮影とAIを活用した枯れ木検知技術を組み合わせ、抽出されたデータをもとに伐採優先度の検討や維持管理計画の立案、国道や周辺地形などを管理する地理情報システム(GIS)データの連携などを行った。その結果、従来の人による調査と比較して現地調査や結果整理に要する工数を大幅に削減でき、インフラ維持管理の効率化手法として有効性を確認できたことから、今回の提携に至った。
技術・業務・広報の3分野で連携
両社は保有する技術、ノウハウ、人的資源、営業基盤を相互に活用し、以下の3項目に取り組むとしている。
- 技術連携:本技術の確立、高度化および社会実装に向けた標準化の推進
- 業務連携:本技術を活用する業務における体制構築および技術、サービス開発の相互協力
- 広報連携:本技術の普及促進に関する情報発信における連携
今後は、枯れ木調査や倒木診断に関する連携に加え、九電ドローンサービスが持つドローン運用技術やAI・ソフトウェアを活用したサービス開発力と、修成建設コンサルタントが持つ道路・防災・河川・砂防分野の実績や、3次元モデルなどを活用するBIM/CIMの知見を融合させる方針だ。両社はインフラ維持管理分野における新たな点検・診断技術の開発や標準化を進め、インフラ管理分野におけるDXの推進と安全・安心な社会の実現に貢献していくとしている。
会社概要
株式会社修成建設コンサルタント
- 代表取締役社長:木村 浩幸
- 所在地:大阪府大阪市北区野崎町7-8 梅田パークビル8階
- 設立:1962年4月15日
- 事業内容:道路・橋梁・河川・砂防・港湾等の調査・計画・設計業務、インフラ維持管理・点検・診断業務、都市計画・環境・公園整備等に関するコンサルティング業務、BIM/CIMを活用したインフラDXの推進
九電ドローンサービス株式会社
- 代表取締役社長:本田 健一
- 所在地:福岡県福岡市中央区渡辺通2-1-82
- 設立:2024年4月1日
- 事業内容:点検サービス(狭所・暗所、自動巡回、水中、橋梁・鉄塔、赤外線など)、測量サービス(レーザー測量、写真測量、測量ソフト販売など)、空撮サービス(4K/12K空撮、360°パノラマVR、LIVE配信など)、独自サービス(枯れ木検知AI、自動巡回ドローンなど)、機体販売
本記事は株式会社修成建設コンサルタントおよび九電ドローンサービス株式会社の発表をもとに作成。
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