NoBorder、海江田万里氏らを迎え日中関係を議論する番組第52回を公開
株式会社NoBorderは2026年8月31日、YouTubeで配信する「NoBorderニュース」の第52回を公開しました。今回の配信では「交流断絶か?冷え切った日中関係ー強硬姿勢を続ける中国の思惑と迫られる日本の“決断”」をテーマに、緊迫する日中関係と日本の外交判断について多面的な議論が行われました。
超党派議員団の訪中と台湾有事答弁への見解
番組には、元経済産業大臣で第68代衆議院副議長を務めた海江田万里氏と、東洋学園大学客員教授の朱建栄氏が出演しました。2026年8月下旬に行われた超党派国会議員団と中国共産党中央対外連絡部の陸慷副部長による会談について、海江田氏は直接対話による意見交換の意義を指摘し、朱氏は会談が予定を超えて2時間に及んだ点から対話継続のメッセージを読み取る必要性に触れました。一方、同社プロジェクトマネージャーの木幡涼真氏は、訪中による具体的な前進内容を検証すべきだと問題提起しました。
また、台湾有事に関する高市早苗総理の国会答弁と中国側の反発をめぐっては、安全保障上のリスクを明確に伝える必要性や、武力行使に直結するわけではない点に関する丁寧な説明の重要性、中国側が抱く危機感への理解などについて意見が交わされました。
経済的依存と安全保障リスクのバランス
政治的緊張の一方で、中国が日本の最大貿易相手国である実態を踏まえた議論も行われました。海江田氏はサプライチェーンの複雑さを挙げ、反論すべき点は直接説明する必要があると述べました。朱氏は経済の完全な切り離しは現実的ではないとしつつ軍民両用分野のルール整備を挙げ、木幡氏は不透明な制度運用への懸念から依存度を減らす検討を提示しました。
さらに、2012年の尖閣諸島国有化後の関係改善プロセスを振り返り、首相発言の撤回のみを求めるのではなく、事務レベルで相互の懸念を詰めていくことが打開のヒントになり得るとの指摘もなされました。
米中対立のはざまで求められる日本の役割
国際社会における日本の立ち位置について、海江田氏は現状維持を重視し、他国と連携する「ミドルパワー」として米中双方に意見を述べるべきだと主張しました。木幡氏は日本の安全保障上の立場を明確にして抑止力を高める必要性を挙げ、朱氏は日中対話を止めずに関係改善へ働きかける重要性を述べるなど、多様な視点から選択肢が検証されました。
公式アプリで実施された事前アンケートでは「邦人拘束と対中情報戦」が36%の票を集め、番組内でも視聴者の関心を踏まえた議論が展開されました。
配信および企業概要
番組および株式会社NoBorderの概要は以下の通りです。
- 番組名:NoBorder News #52
- 公開日:2026年8月31日
- 配信媒体:YouTube(無料視聴)
- 会社名:株式会社NoBorder
- 代表取締役:溝口勇児
- 事業内容:ジャーナリズムメディアの企画・制作・配信
本記事は株式会社NoBorderの発表をもとに作成。
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