アビココ、契約前にプロトタイプで確認できる受託開発サービスてにとるを提供開始
アビココ株式会社は、契約前に実際に動くプロトタイプを確認しながら進められる受託開発サービス「てにとる」の提供を開始しました。あわせて、サービス内容を解説する動画や、Web上で操作できる体験デモを公開しています。
契約前の試作・修正プロセス
「てにとる」は、正式契約を結ぶ前に実際に動く試作品を作成し、発注側と開発側で要件をすり合わせる受託開発サービスです。
課題や要望のヒアリング後に最初のプロトタイプと概算見積りを提示し、利用者が試作品に触れながらイメージとのズレを確認・修正します。その後、秘密保持契約(NDA)を締結した上で本番を想定したデータによる検証を行い、双方が納得するプロトタイプを完成させてから、正式な開発内容の提案と契約へと進みます。
この試作プロセスは、本番に近いプロトタイプが完成するまで原則無料で提供されます。確認や修正の回数、機能数に上限は設けられていませんが、業務課題の解決に必要な範囲を対象とし、合理的な範囲を大きく超える要望については対応方法を別途相談する場合があるとしています。
開発の背景と要件定義の課題
システム開発では、要件や完成イメージの共有不足によって後工程での仕様変更や手戻りが発生するケースが少なくありません。
株式会社ROUTE06が2025年11月に公表した「要件定義の課題についての実態調査」(上場SIer・ITベンダー企業で要件定義に関わる部長職相当325名対象)によると、85.2%が要件定義に起因する手戻りや再設計が半数以上のプロジェクトで発生していると回答しています。また、93.8%が自社の要件定義における属人化を実感しており、要因として「担当者の経験・スキルへの依存」(56.8%)や「フレームワークやプロセスの未整備」(55.2%)が挙げられています。
アビココはこれまで受託開発案件において契約前から試作品を提示する進め方を実践してきており、その手法を体系化して今回のサービス提供に至りました。
解説動画と5種類の体験デモを公開
サービス開始に伴い、同社は考え方を伝えるための解説動画「受託開発の失敗を防ぐプロトタイプ活用法」をYouTubeで公開しました。
また、実際に操作して動作を確認できる体験デモとして、コンテナ積み込み最適化、ショールーム来店予約、ルート最適化、SNSメッセージ管理、シフト最適化の5つのプロトタイプ例を専用サイトで公開しています。なお、体験デモで入力したデータはデータベースに保存されません。
会社概要
- 社名:アビココ株式会社
- 所在地:愛知県名古屋市中区丸の内2-19-32 パインツリー丸の内7F
- 代表取締役:宮澤 秀雄
- 設立:2024年3月
- 事業内容:システム受託開発、デイサービス向けAI自動配車サービス「ナビれる」の開発・提供
本記事はアビココ株式会社の発表をもとに作成。
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