つぎと、新ホテルブランドNAEを2026年9月に立ち上げへ 第1号は岐阜・美濃
古民家の建築設計や不動産開発を手がける株式会社つぎとは、2026年9月8日に新たなホテルブランド「NAE(なえ)」を立ち上げると発表した。
同ブランドは、古民家を活用しながら宿泊客と地域の暮らしや営みをつなぐ宿泊施設を目指す。立ち上げ当日に岐阜県美濃市で第一号施設となる「NAE 美濃」をオープンし、今後は同社が運営に関わる各地域の宿泊施設へ順次展開していく予定だ。



地域とゲストを綯い合わせる宿
NAEは「土地に根づく関係とゲストを綯い合わせる宿」をコンセプトに掲げる。ホテルの中にとどまらず、宿泊客が町へ出て人や地域の日常に触れることで、その土地との関係を育てる体験を提供する。

ブランド名は、藁や糸などをより合わせる「綯え(なえ)」に由来する。土地と人、伝統と現代生活など異なる要素が個性を残したまま出会い、関係を深めていく姿を表現した。ロゴデザインは、多地域への展開を見据え、土地の風景や暮らしに自然に馴染みつつ現代的な新しさを備えることを目指して設計された。
古民家を活用し地域の暮らしの豊かさを継承
つぎとは「文化多様性のある世界を未来に継承する」をミッションとし、NAEでは「均質・合理化されていない、日本の暮らしや営みの豊かさを守る」ことを掲げている。
人口減少や生活様式の変化により固有の営みが失われつつあるなか、古民家を文化財として保存するだけでなく、実際に泊まり、町を歩き、地域の人と関わる場所として活用する。宿泊をきっかけに地域を再訪したり、暮らしの拠点として選んだりする人を増やし、地域の文化や営みを受け継ぐ担い手の創出につなげる考えだ。
第一号施設「NAE 美濃」の展開

ブランドの第一号施設となる「NAE 美濃」は、既存の「NIPPONIA 美濃商家町」を2026年9月8日にリブランドしてスタートする。
同施設では、ユネスコ無形文化遺産に登録された本美濃紙をはじめとする1300年以上の歴史を持つ美濃和紙を壁紙に取り入れるほか、地域の手すき和紙職人と連携したアートワークを制作する。また、施設内には美濃和紙の専門店「Washi-nary」を設け、宿泊客が客室の外でも地域の伝統文化や暮らしに触れられる環境を整える。
設計・開発から宿泊運営まで一貫して関与

代表取締役の内田一平氏が率いるつぎとは、これまで古民家の建築設計や地域資源を活かした不動産開発を中心に展開してきた。地域に継続的に関わり営みを未来につなぐため、今後は自ら宿泊施設の運営にも携わる方針をとる。
同社は、建築設計、ディベロップメント、ホテル運営に加え、ミッション実現に向けた新たなプロダクト開発を進め、地域に関わる人や営みを支える担い手を増やしていくとしている。
本記事は株式会社つぎとの発表をもとに作成。
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