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セイコーソリューションズ、AIでPM支援するTierX発表 26年内市場投入へ

セイコーソリューションズは、AIがITプロジェクト推進を支援する次世代プロジェクト推進基盤「TierX(ティアエックス)」を発表しました。2026年9月よりβ版の提供および企業とのPoCを開始し、2026年内の市場投入を目指すとしています。

TierXは、AIがプロジェクトマネージャー(PM)の意思決定に必要な情報を先回りして提案するプロジェクト推進基盤です。進捗管理や課題管理だけでは把握しきれないプロジェクトの文脈(コンテキスト)をAIが理解し、PMの意思決定を支援することで、複雑化するシステム開発プロジェクトの円滑な推進を支えるとしています。

汎用AI技術が高度化する一方、AI活用の前提となるデータ基盤の整備は未だ追いついていないのが実情です。TierXは、システム開発に特化したデータ基盤を独自のコンテキストマップでつなぎ合わせ、プロジェクト推進に必要な情報を継続的に収集・整理してAIが活用しやすい形で構造化している点を特徴としています。

開発の背景と現場の課題

企業活動を支えるITシステムの重要性が高まるなか、システム開発プロジェクトは大規模化および複雑化しており、PMには迅速かつ高度な意思決定が求められています。

しかし、プロジェクト停滞の兆候や関係者間の認識のずれ、不安や懸念といった重要なシグナルは、正式な管理データとして記録されるとは限らず、チャットでの発言や会議での発言、情報間のわずかな不整合など見えにくい場所に存在します。そのため、多くの現場では経験豊富なPMが断片的な情報をもとに個人の経験や勘に依存して状況を判断しており、情報量の増大に伴うPMの負荷増やプロジェクト停滞リスクが課題となっていました。TierXは、AIが分散した情報を継続的に理解・分析してプロジェクト全体の文脈を把握することで、人の判断と意思決定を支援するソリューションとして開発されました。

TierXが目指す3つの価値

TierXはAIが人に代わって判断するのではなく、AIが膨大な情報を理解・整理して提案することで、人が対話や判断、意思決定に集中できる「人とAIが協調する新しいプロジェクト推進のあり方」を目指しており、以下の3つの価値を掲げています。

  • 管理から推進へ:進捗や課題の可視化にとどまらず、AIがプロジェクト全体の状況を分析して論点整理、優先順位付け、リスク抽出、対応方針の検討を後押しし、前進に向けた意思決定を支援します。
  • 経験依存から組織知へ:経験豊富なPMや技術者の判断ノウハウをAIが活用可能な形で蓄積・整理し、組織全体で再利用できる知識資産へと転換することで、属人化の軽減と推進力向上を目指します。
  • 断片的な情報からコンテキスト理解へ:進捗、課題、品質、リスクなどを個別に管理するのではなく、関連性を独自のコンテキストマップで分析して全体への影響を可視化し、全体を俯瞰した意思決定を支援します。

今後の展開

セイコーソリューションズは、2026年9月よりTierXのβ版提供を開始して企業とのPoCを進め、その成果をもとに2026年内に市場投入する計画です。将来的にはシステム開発領域にとどまらず、さまざまな業種・業務のプロジェクトマネジメント領域への展開も視野に入れているとしています。

なお、製品の詳細情報は公式ページ(https://www.seiko-sol.co.jp/products/tierx/lp/)で公開されています。TierX(ティアエックス)はセイコーグループ株式会社の商標です。

本記事はセイコーソリューションズ株式会社の発表をもとに作成しました。

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