ServiceNow、予防優先のサイバー防御に向け6つの統合ソリューション発表
米ServiceNowは2026年8月4日(現地時間)、予防優先かつAIネイティブなサイバー防御を支援する「Autonomous Security」ビジョンと、これを加速する6つの統合ソリューションを発表した。
セキュリティワークフローを自律的に完結させるAI機能を備え、脅威が侵害につながる前にマシンスピードでリスクを予防、抑止、修復できるよう支援する。平均的な企業で70以上のセキュリティツールが運用され攻撃対象領域の洞察が断片化する中、アセット、アイデンティティ、エージェントを単一の統合システムへ集約するアプローチをとる。
予防優先の自律型セキュリティ構想「Shift Zero」
ServiceNowは、断片化されたリアクティブなセキュリティから全レイヤーに組み込まれた予防への移行を指す「Shift Zero」を提唱している。脅威がAIのスピードで拡大する中、すべてのシステム、アイデンティティ、エージェントをリアルタイムで保護・ガバナンスし、「エクスポージャーゼロ」を目指す。
ServiceNowのサイバーセキュリティ&リスク担当SVP兼GMであるエフゲニー・ディブロフ氏は、「組織に今必要なのは、今後発生する脅威のスケール、速度、そして予測不能さに合致した自律型セキュリティとガバナンスです」と述べている。
予防からインシデント対応までを網羅する6つの統合ソリューション
発表されたAutonomous Securityは、ServiceNowのAIコントロールタワーに統合された6つのソリューションで構成される(※本発表における「AIスペシャリスト」は専門人材や専門技術者を指すものではない)。
- Unified Exposure Management(統合エクスポージャー管理):あらゆるソースからの検出結果を統合し、早期警戒の脅威インテリジェンスと優先順位付けされた修復情報でデータを補完。「脆弱性解決AIスペシャリスト」によりエンタープライズ規模でのトリアージと修復をオーケストレーションする。
- Continuous Vulnerability Detection(継続的な脆弱性検知):アプリケーションセキュリティ、動的アプリケーションセキュリティテスト(DAST)、外部攻撃対象領域管理(EASM)を通じて、コード、クラウド、インフラのリスクを統合プラットフォームからガバナンスする。
- Cyber-Physical Security(サイバーフィジカルセキュリティ):OT、医療機器、IoTシステムに対し、運用環境の稼働を阻害することなく継続的な可視性とコンプライアンス監視を提供する。
- Identity & Access Security(アイデンティティとアクセスセキュリティ):AIエージェントや非人間アイデンティティのアクセス制御を統合し、最小権限の原則に基づく可視化と制御を実施する。
- Agentic Incident Response(エージェンティック インシデントレスポンス):トリアージと調査を自動化し、「Tier 2 SOC AIスペシャリスト」が複雑なインシデントに対する対応プランを自律的に構築・実行する。
- Cyber Risk and Compliance(サイバーリスクとコンプライアンス):リアルタイムで統制証拠を評価する「Agentic AI for Continuous Control Monitoring」や、耐量子標準への移行を支援する「暗号アセットコンプライアンス」を提供する。
機能ごとの提供時期
エージェンティックエクスポージャー管理、自律的修復エージェント、アプリケーションセキュリティ、動的アプリケーションセキュリティテスト(DAST)、外部攻撃対象領域管理(EASM)、Agentic AI for Cyber Physical Security、AIエージェントアクセスセキュリティ、非人間アイデンティティレメディエーションは、現在提供中となっている。
Tier 2 SOC AIスペシャリスト、脆弱性解決AIスペシャリスト、Agentic AI for Continuous Control Monitoring、暗号アセットコンプライアンスについては、2026年12月に提供開始される予定となっている。
本記事はServiceNowの発表をもとに作成。
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