47都道府県でIT人材育成へ、エンジニア育成・雇用増大を目的とした地方創生プロジェクト始動

Vision Base株式会社は、全国47都道府県でのエンジニア育成・雇用増大を目的とした「地方創生★More Engineers Japan」プロジェクトを開始した。このプロジェクトは、IT人材不足問題の解決と地方創生の推進に取り組むもので、キーワードは「Z世代が魅力に思う産業と職業の創出」だ。

Vision Baseは、SES事業の立ち上げコンサルティングを展開するエンジンポット社と共同で、エンジニア育成・雇用増大を推進する。人口減少と一極集中を解決するのは、地方でのIT人材輩出であると考えている。

プロジェクトでは、ITエンジニアを開発案件に派遣するシステムエンジニアリングサービス(SES)を展開する企業を全国47都道府県に設置することを目指す。2028年度中までに47都道府県に設置し、特に未経験者の採用と育成に力を入れ、各都道府県でエンジニアとして活躍する若者を増やしたいとしている。

現状、エンジニアの採用ニーズは都心部に集中しており、未経験からエンジニアになるためには「上京しなければならない」が定説となっている。しかし、本プロジェクトを通して全国の事業者へSES事業を導入しIT雇用を創出することで、「地元でもエンジニアになれる」というトレンドを創ることが見込まれる。

本プロジェクトでは、SES事業の立上げ支援を行っているエンジンポット社と連携し、既存事業とのシナジーが期待される企業に対しSES事業の導入を提案する。具体的な運営ノウハウから戦略までを伝えることで、事業成功のサポートを行う。VisionBaseが展開するエンジニアの教育カリキュラムによって、未経験からでも活躍できるエンジニアを育成していく。

先行して沖縄県で株式会社YUITがSES事業を導入し、立ち上げからわずか4ヶ月で20名近い組織となっており、今後の更なる拡大を見据えているという。

Vision Base株式会社代表の宮﨑氏は、「SES事業の立ち上げを通じて企業の発展に尽力したいのはもちろんのこと、IT人材を全国に増やすことで地方創生を推進し日本を盛り上げていきたい」と今後のビジョンについて語った。