土用の丑の日にうなぎを食べる人は約65%、国産のうなぎを好む人が多数

株式会社しんげんが運営する主婦向け情報メディア「SHUFUFU」が、うなぎに関するアンケート調査を実施した。調査は2024年6月にインターネット上で行われ、うなぎを食べる男女200人(男性90人、女性110人)を対象とした。

調査によると、うなぎを食べるタイミングについて、最も多かったのが「土用の丑の日(64.5%)」だった。次いで「食べたくなった時(45.5%)」「自分へのご褒美に(26.5%)」という結果となった。土用の丑の日は、季節の変わり目の期間である土用の日にちを干支の順で数えた2番目の日のことで、年に複数回あるが、うなぎを食べる風習があるのは夏だ。これはうなぎに夏バテ予防の栄養があるからだという。

うなぎを購入する場所については、1位が「スーパー(62.5%)」、2位が「うなぎ専門店(40.5%)」だった。うなぎ専門店の味は間違いないが、スーパーでも手頃な価格で美味しいうなぎが売られており、手軽に入手できるのが魅力のようだ。

うなぎを選ぶ際に重視することとしては、1位が「国産であること(59%)」、2位が「価格が安いか(36%)」となった。安いうなぎは中国産が多いが、中国産と国産ではうなぎの種類が異なるため、味の良い国産を好む人が多数派のようだ。国産うなぎを選ぶ理由としては、「他国のうなぎは安いが味が落ちるから」「せっかく食べるなら美味しいものを」といった意見が挙げられた。一方、価格を重視する人からは「値段が高くなってきていて手を出しづらい」「味の違いがわからないので安いものでいい」などの声が聞かれた。

うなぎを1食食べるのに出してもいいと思う金額については、1位が「1〜2千円(28%)」、2位が「2〜3千円(26.5%)」という結果になった。うなぎ専門店だと少量サイズでも数千円以上するため、スーパーのうなぎは手頃な値段で購入しやすいのだろう。

今回の調査から、うなぎは土用の丑の日に食べる人が多く、国産のうなぎを好む人が多数派であることがわかった。また、価格を重視する人もいるが、味を重視してうなぎ専門店で食べる人も一定数いることが明らかになった。