MAHLE、整備向けポータルなど5つの新製品・サービスを世界初公開へ
独自動車部品大手のMAHLE(マーレ)は、2026年9月にドイツで開催される国際見本市「Automechanika Frankfurt 2026」において、独立系整備工場やディストリビューター向けに5つの製品・サービスを世界初公開すると発表しました。
同社は補修部品や故障診断、整備設備を結び付けるデジタルエコシステムの強化を掲げており、業務効率化や新たなビジネスモデルの構築を支援するソリューションを約400平方メートルのブースで披露する予定です。
整備業務を集約するポータルと専門性強化プログラム
世界初公開される「MAHLE Workshop Portal」は、技術情報やトレーニング、各種デジタルサービスを集約したプラットフォームです。日常の整備業務で発生した疑問を専門家へ直接送信できる統合チケットシステムを備えるほか、AIアシスタント「MIA」による情報検索機能やボーナスプログラムも搭載し、マルチデバイスに対応します。
あわせて導入される「MAHLE Climate Expert」は、空調やサーマルマネジメント分野に特化した整備工場向けの包括的サービスパッケージです。純正品開発の知見や整備機器、マーケティング支援、専用オンライン予約ページなどを提供し、加盟工場の認知度向上や新規顧客の獲得を後押しします。
新世代のエアコンサービス機器と出張整備サービス
エアコンサービス機器の新世代モデル「ArcticPRO」シリーズは、設計が全面的に刷新され、4段階のパフォーマンスレベルが用意されます。冷媒R134a、R1234yf、R444A、R456Aに対応し、AIを活用した全自動プロセスや最大10インチの大型タッチスクリーン、自動ソフトウェアアップデート機能を備えています。
また、顧客の現場へ直接出張して点検や修理を行う新コンセプト「MAHLE Mobile Repair Service(MAHLE Mobile Service)」も発表されます。専用車両を活用し、オイル交換やブレーキ整備、車両点検、ソフトウェアアップデート、高電圧バッテリー診断など幅広い作業を現地で提供可能にする仕組みです。
羊毛を採用したキャビンエアフィルター





キャビンエアフィルター「CareMetix Natural」は、ろ材に初めて羊毛を採用した製品です。ろ過性能を維持しながら製品のカーボンフットプリントを削減し、粒子状物質や汚染物質の除去に加え、揮発性有機化合物(VOC)の低減を図ります。マイクロプラスチックの発生要因となる素材の使用削減にも寄与する設計となっています。
MAHLEマネージメントボードメンバーのPhilipp Grosse Kleimann氏は、新しいエコシステムによって従来の整備工場をデジタルモビリティサービスセンターへと進化させる支援を行う方針を示しています。
MAHLEの概要
- 創立:1920年
- 本社所在地:ドイツ(日本支社:東京都豊島区)
- 拠点・人員規模:28カ国に127の生産拠点と11のテクノロジーセンターを展開、世界で約64,000名(日本国内は17拠点に約2,200名)
- 売上高:グループ全体で約113億ユーロ(2025年実績)、ライフサイクル&モビリティ事業部は12億ユーロ(2025年12月31日現在)
本記事はMAHLEの発表をもとに作成しています。
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