児童手当拡充に関する調査、「知らない」が3割
株式会社ナビットは2024年6月、全国のモニター会員を対象に「児童手当の拡充」についてWebアンケートを実施した。調査対象は18歳以下の児童を養育している女性だ。
2024年10月より、児童手当の拡充が行われる。主な拡充内容は以下の通り。
- 一部の高収入世帯には不支給としている所得制限の撤廃
- 支給対象年齢の18歳まで引き上げ、18歳まで月1万円支給
- 第3子以降は現行の1万5000円から3万円へ倍増
- 4カ月に1回支給から2カ月に1回支給に変更
18歳以下(高校3年生以下)のお子様は何名いますか?
アンケート結果によると、18歳以下の児童が1人いる方が全体の6割、2人いる方が全体の3割ほどを占めていた。5人以上いる方も少数ながらいたという。
24年10月から児童手当が拡充されることを知っていましたか?
児童手当が拡充されることを知らなかった方が全体の3割も占めており、拡充自体は知っていても時期はわからない方も3割ほどいた。テレビやネットのニュースでたびたび話題にはなっているが、まだ周知が徹底されていないようだ。
児童手当を今までに申請したことがありますか?
児童手当を今までに申請したことがある方は全体の9割を占めていた。一方、「申請を忘れた、または知らなかった」、「わからない」という方が7%いた。児童手当は役所に申請しなければ受給できない。申請は児童が生まれた日の翌日から15日以内に役所で行う必要がある。
24年10月から児童手当が拡充されますが、特に魅力に思う点はどれでしょうか?
児童手当の拡充で特に魅力に思う点については、対象児童が18歳まで引き上げられることに魅力を感じている方が6割ほどを占めていた。その他、「所得制限撤廃」が16%、「支給時期の変更」が5%を占めていた。「第三子以降の支給額の倍増」については、回答者の大半が児童1~2人のため、4%ほどに留まっていた。
児童手当が拡充されることに対する印象をお選びください。
児童手当が拡充されることに対する印象については、「もっと拡充してほしい」が全体の6割を占めていた。また、拡充内容に満足している方は全体の26%ほどを占めていた。一方、「児童手当の要件を縮小してほしい」、「そもそも児童手当は不要」と考える方は7%ほどいた。