不正転売防止の新ツール「BUY-X」登場

CATS株式会社は、不正転売を目的とした商品購入を事前にブロックできる新ツール「BUY-X」をリリースした。本ツールは、広告運用やアフィリエイト集客におけるリスクを大幅に減少させることが可能だ。

「BUY-X」は、株式会社トップキャスト、株式会社グラッドワン、CATS株式会社が協同で開発したもので、現在特許審査中である。近年、不正転売の問題がニュースで頻繁に取り上げられ、その手法も組織的になってきている。特に、リーダー格の人物がLINEグループなどを通じて低価格での商品購入が可能なウェブページを共有し、各転売者がそのリンクから商品を購入する手法が一般的だ。

従来の不正購入防止ツールでは、購入フォームに入力されたデータやIPアドレスとアルゴリズムやデータベースの照合を通じて不正検出をしていたが、情報を偽装して行われる購入に対して完全に対応することができないという課題があった。

「BUY-X」は、事前に登録されたリファラー情報と、ユーザーが実際に訪れたページの情報を照合することで、不正転売のためにリーダー格の人物が商品ページを各人に共有し、購入を試みる行為を根本から遮断し、不正購入を防ぐことが可能だ。

CATS株式会社は、自社のASPツール「AFAD」や広告計測ツール「CATS」を通じて、1,000社以上の企業にサービスを提供してきた。今回、「AFAD」を利用している株式会社グラッドワンとアフィリエイトメディアとして密接な関係にある株式会社トップキャストから、転売を目的とした不正コンバージョンに関する課題を共有されたことがきっかけとなり、3社の知恵を合わせて不正転売防止ツールの開発に着手した。

CATS株式会社の代表取締役である松本勇氏は、「新ツールを通じて、より多くのお客様の課題解決ができるよう精進してまいります。随時お客様のお声に応じて機能アップデートなどを行なってまいりますので、ご期待ください」とコメントしている。

株式会社グラッドワンの代表取締役である川島塁氏は、「『BUY-X』が通販業者様にとって広告出稿をしていただく際の大きな安心材料になることを願っております。ローンチ後もサービス向上に向けてアップデートしてまいりますので、皆様からのお問合せお待ちしております!」と述べている。

株式会社トップキャストの代表取締役である片山雅弘氏は、「『BUY-X』を通じて、健全なネット販売市場の実現に向けた新たな一歩を踏み出せることを期待しています。今後も多くの企業や消費者からのフィードバックを受けながら、持続可能な経済活動の促進に貢献してまいります」とコメントした。