高山市に宿泊機能付きコワーキングensōが9月12日オープンへ
合同会社Fidaは、2026年9月12日に岐阜県高山市八軒町で宿泊機能付きコワーキングスペース「ensō(エンソウ)」をグランドオープンします。高山市には年間479万人の観光客が訪れる一方(高山市「令和7年 観光統計」より)、地元で活動するフリーランスらの仕事場や、外部の人が働きながら滞在できる拠点は限られていました。同施設は、地域内で互いの職能を把握し、仕事を受け渡していくための拠点として展開されます。
働く・泊まる・集う機能を町屋に集約

施設は築古の木造2階建町屋(旧住宅、延べ約149平方メートル)を改修したもので、以下の3つの機能を備えています。


- 働く:約16席(うちQHDモニター付き集中シート4席)を設置。防音ブースや立ちデスクも備え、月額会員は閉館日を除き24時間利用可能です。
- 泊まる:客室は3室(定員8名)で、働きながら滞在できるワーケーションや長期滞在者向けに設計されています。宿泊の予約受付は10月以降に開始される予定です。
- 集う:4Kモニター設置の会議室(定員4名)のほか、キッチンとダイニングを備えたコミュニティエリアを設置し、少人数での交流を促します。



コワーキングエリアは9月1日からプレオープン期間として会員と見学予約者の受け入れを開始しており、9月12日に一般公開されます。
地域内の連携を促す運営体制



ensōでは、平日の9時から17時まで、木工と山岳フィールドの分野で活動する移住者のコミュニティマネージャー2名が交代で駐在します。会員の仕事内容や課題を把握し、会員同士をつなぐ役割やイベントの企画・運営を担当します。

代表社員の中村真由美氏は、高山には力を持つ人が多いものの互いに持ち寄る場所がなかったとし、誰が何をできるかを可視化することで都市部に出ていた仕事を地域内で受け渡せるようにしたいと述べています。
地元の職人・メーカーと連携した空間設計
施設の設計は、2015年に飛騨高山で最初のコワーキングスペース「co-ba hida takayama」を立ち上げて約7年間運営した建築家の淺野翼氏(株式会社コンパス|淺野翼建築設計室)が担当しました。
館内の家具には地元の家具メーカー・飛騨産業の椅子や会議室家具が採用されたほか、1階メインエリアの大テーブルは家具職人の髙橋暢之氏(nobland)が製作しました。構造上抜けない2本の柱を貫く形で3メートルの天板が設計されています。インテリアデザインとサイン計画はKuKiの北川里沙氏が監修しました。
9月12日に予約不要の見学会とトークセッションを開催
グランドオープン当日の2026年9月12日(土)10時から17時まで、予約不要・参加費無料の自由見学会が開催されます。
当日は13時30分から14時25分まで、設計を担当した淺野翼氏と、不動産活用系フリーランスの小嶌久美子氏によるトークセッション「飛騨にコワーキングは根付くのか?」が行われます。また、13時からはコーヒーや軽食の提供、15時からはスタッフ紹介が予定されています。
施設概要と運営会社
施設概要および運営会社の情報は以下の通りです。
- 施設名:ensō〈エンソウ〉
- 所在地:岐阜県高山市八軒町1-75
- 利用時間:月額会員は年中無休・24時間(閉館日を除く)/スタッフ常駐は平日9:00〜17:00
- 料金:月額会員 13,200円(税込、入会金なし・月ごと契約)。ドロップインは受付準備中
- 運営会社:合同会社Fida(代表社員:中村真由美、設立:2021年10月18日)
- 事業内容:企業向けデジタル導入支援、BtoBマーケティング支援、コワーキングスペース運営
本記事は合同会社Fidaの発表および高山市の統計情報をもとに作成しました。
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