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DNP、ホログラムとスマホ認証による偽造対策・真贋判定の仕組みを開発

大日本印刷株式会社(DNP)は、リップマンホログラムとスマートフォン認証を組み合わせた製品の偽造対策・真贋判定の仕組みを開発しました。

この仕組みは、2026年9月16日から18日まで東京ビッグサイトで開催される「第35回 2026知財・情報フェア&コンファレンス」にて初公開される予定です。

専用アプリ不要で手軽に真贋判定できる新仕組み

今回開発された仕組みは、二次元コードとリップマンホログラムを組み合わせたラベルを製品やパッケージに付与し、スマートフォンで真正性を確認するものです。利用者は二次元コードを読み取った後、Webブラウザ上でホログラムを撮影するだけで確認でき、専用アプリや読み取り機器を用意する必要がありません。

高い意匠性と偽造の困難さを特長とするリップマンホログラムを採用しており、目視による確認に加え、特有の光学的特徴を解析して真贋を判定します。ホログラムの設計・製造からラベル加工、システム構築、判定データの管理・分析まで、DNPが一貫して提供します。

開発の背景にある知財侵害物品の増加

財務省の発表によると、2025年の税関における知的財産侵害物品の輸入差止件数は31,760件に上り、初めて3年連続で3万件を超えました。このうち偽ブランド品などの商標権侵害物品は29,685件と大半を占めています。

ECや越境取引の拡大を背景に、製品の真正性を簡便かつ高精度で確認する仕組みや、不正流通の実態を把握・分析するソリューションへのニーズが高まっています。DNPは1972年から偽造防止・模倣防止ホログラムの開発に取り組んでおり、培ってきた光学技術とデジタル技術を活用して今回の仕組みを開発しました。

展示会のDNPブース(東3ホール・小間番号:3-E37)では、新仕組みの真贋判定デモンストレーションのほか、以下の模倣品対策関連ソリューションが紹介されます。

  • ブランドプロテクションソリューション

リップマンホログラムとエンボスホログラムの2種類を提供し、酒類、化粧品、医薬品、高級消費財などの模倣品流通防止や真贋判定を支援

  • セキュリティ機能付きパッケージ

軟包装や紙器パッケージに微細文字の隠し印刷や、角度により色が変わる特殊インキ印刷を施すことで偽造防止効果を向上

実用化に向けた検証と今後の展望

DNPは展示会での反応や意見を踏まえ、実用化に向けた検証と機能開発を進める方針です。

将来的には判定データを活用した不正流通の可視化や流通データの分析にも対応し、ブランドオーナーの知的財産保護を包括的に支援する認証・トレーサビリティサービスへの発展を目指すとしています。

本記事は大日本印刷株式会社の発表および財務省の公表情報をもとに作成しました。

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