SET三井俊介理事長が登壇 人口減少を豊かさに変える人・まちづくり語る
認定NPO法人SETの理事長を務める三井俊介氏が、NPO法人CRファクトリーが運営する会員制オンラインコミュニティ「コミュニティ・ラボ」主催の「第31回プレミアムコネクトーク」に登壇しました。イベントは「人口が減るからこそ豊かになる人づくり、町づくり、社会づくり」をテーマに開催され、かつてSETの理事を務めたCRファクトリー代表理事の呉哲煥氏との対話や参加者を交えたセッションが行われました。
震災を起点に50年後の地域課題を見据えた活動
SETの活動は2011年の東日本大震災直後、当時大学生だった三井氏が仲間とともに立ち上げた物資搬出入支援から始まりました。活動の転機となったのは、岩手県陸前高田市広田半島を訪れた際に地域住民から聞いた「50年後、この町はなくなってしまうかもしれない」という言葉でした。
三井氏は被災地で起きていた人口流出と高齢化を、50年後の日本全体で起こりうる変化として捉え、地域での実践を社会へつなげる視点で活動を展開してきました。

人口減少を前提としたまちづくりと実践の成果
三井氏は登壇の中で、人口減少そのものを問題視せず、行動様式やコミュニティ、まちづくりの仕組みが変化に追いついていないことが課題であるという立場を示しました。SETでは課題への直接的な介入ではなく、一緒に活動する人を増やす方針をとっています。

SETが展開する事業の実績は以下の通りです。
- 岩手県内の中高生への伴走支援:約1,300名
- 都市部大学生向けスタディプログラム参加者:約1,500名
- 全国の中高生を対象とした民泊型修学旅行受け入れ:約17,000人
- 活動を通じた岩手県への移住者:80名以上(うち30名以上が現在も地域に在住)
対話を重視した組織運営と今後の展望
15年間にわたる活動継続の背景として、三井氏は組織に根づく対話の文化を挙げました。意見の食い違いを否定せず認め合い、決めたことを全員で正解にしていく姿勢が活動を支えていると語りました。
SETは今後も陸前高田市広田町を拠点に、各種教育プログラムや修学旅行の受け入れ、移住・定住促進を継続し、人口減少を関係性を結び直す機会として捉える実践を地域外へも広げていく方針です。
認定NPO法人SETの概要
- 団体名:認定特定非営利活動法人SET
- 所在地:岩手県陸前高田市広田町字山田52-6
- 代表者:理事長 三井俊介
- 設立:2011年3月12日(法人化:2013年6月18日、認定取得:2025年10月16日)
- 公式サイト:https://www.nposet.org
本記事は認定NPO法人SETの発表をもとに作成しました。
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