株式会社クリーク・アンド・リバー社が運営する開発スタジオ「C&R Creative Studios」のゲーム部門は、造形作家Yoshi.氏と共同で、同氏が手がけるオリジナルコンテンツ『紡ギ箱』のゲーム『IZON. 第1節 封厄ノ塔』の開発プロジェクトをスタートし、今冬にオンラインゲーミングプラットフォーム「Steam」で発売することを決定した。

『紡ギ箱』は、Yoshi.氏の造形作品で構成されるオリジナルコンテンツで、2021年にカプセルトイ「紡ギ箱 ～第1節～」として発売されると、その不思議で不気味で切ない世界観と、流線系を多用した独特のデザインが人気を博し、相次いで完売した。これまでに全10シリーズが発売され、累計販売数は120万個を超えている。

ゲーム『IZON.』は、『紡ギ箱』の世界観を基に、創造の力を持つ異形の少女『智人』と、あらゆるものを破壊する兵器『虚人』の2人が、相反する力を持ちながらも心を通わせ合い、依存し合っていくストーリーが展開される。退廃的で切なくも美しい世界を、破壊と創造の力で切り開いていく共依存アドベンチャーゲームだ。

6月14日（金）22：00より、ゲーム『IZON.』の開発に向けたクラウドファンディングがCFサイト「CAMPFIRE」でスタートする。目標金額は3,000万円で、ゲームの機能追加実装をネクストゴールに設定することで、ファンと一緒により良いゲームを創り上げていくという。

また、C&R Creative Studiosでは現在、『IZON.』の開発メンバーを募集しており、クライアントエンジニア（Unreal Engine）や背景モデラーなどの人材を求めている。

『IZON.』の開発プロジェクトは、人気造形作家とゲーム開発スタジオがタッグを組んだ意欲的な試みだ。ファン待望の話題作が今冬、どのような形で世に送り出されるのか、その動向から目が離せない。