ローランド ディー.ジー.、水性Latex対応のTrueVis AG-640発表
ローランド ディー.ジー.株式会社は、大判インクジェットプリンター「TrueVis」シリーズの新製品として、水性Latexインク対応のPrint & Cutモデル「AG-640」を発表しました。発売時期は2026年9月24日を予定しています。速乾性と環境負荷低減に配慮したインクを搭載し、塩化ビニール(PVC)をはじめとする多彩なメディアへの高画質印刷とコストパフォーマンスの両立を目指した製品です。
高精細な表現力と長尺印刷での安定性を両立
AG-640は、新開発のプリントヘッドと波形制御テクノロジーを搭載し、インク吐出を高精度にコントロールします。サイズの異なる3種類のドットを打ち分ける独自のバリアブルドット・テクノロジーとの組み合わせにより、高精細で滑らかな表現を可能にしました。また、長尺印刷においても安定した色再現性と位置精度を維持し、大型サインや壁紙などの出力において色差や位置ズレを抑えた均一な仕上がりを実現します。
新インク「TA2」で広色域と低ランニングコストを実現
新たに採用されたLatexインク「TA2」は速乾性に優れ、印刷直後の後加工に対応します。インクはCMYKに加え、オレンジ、レッド、ホワイト、オプティマイザーをラインナップしており、色域の拡大により強い視覚的インパクトやブランドカラーの再現を可能にしています。
従来の同社Latexインクと比較してml単価とインク消費量の双方を抑え、ランニングコストの低減を図りました。また、制作した成果物は屋内の化学物質排出制限を満たす「GREENGUARD Gold」のほか、フランスのVOC規制「A+」、ドイツの建材評価基準「AgBB」に適合しており、病院や学校、公共施設など臭気や環境配慮が求められる場所にも適しています。
多彩なメディアに対応するPrint & Cut機能
吐出されたインクをメディア上で均一に定着させるオプティマイザーの進化により、PVCをはじめ、紙、透明メディア、電飾、テキスタイル、フィルム、転写シートなど幅広い素材への出力に対応します。車両ラッピングやウインドウグラフィック、インテリア装飾などに加え、印刷とカッティングを1台で行えるPrint & Cut機能により、ステッカーやラベル、POP類のスムーズな製作が可能です。
グローバルセールス&マーケティング本部本部長の二村龍吾氏は、AG-640について「従来のLatexのイメージを覆すソリューションとして、お客様のビジネスに更なる付加価値と収益力をもたらし、持続的な成長を力強く支援する一台であると確信しています」と述べています。
効率的な運用を支えるソフトウェアとサービス
操作面では、メディアの自動吸着機能や本体操作パネルからの巻き取り装置コントロールにより作業の効率化を図っています。また、標準付属のRIPソフトウェア「VersaWorks 7」により最大8台のプリンター登録や複数ジョブの同時処理に対応するほか、コネクテッドサービス「Roland DG Connect」を通じてデバイスの稼働状況や生産実績の可視化を支援します。
製品仕様と価格
- 製品名:AG-640
- 印刷幅:最大1,600mm
- 印刷ドット解像度:最大1,200dpi
- 外形寸法/質量:3,004(幅)×866(奥行)×1,412(高さ)mm/268kg
- インターフェイス:イーサネット(100BASE-TX/1000BASE-T 自動切替)
- 標準価格(本体):2,750,000円(税込3,025,000円、ソフトウェア含む、運送・設置費別)
- 標準価格(インク):各色19,000円(税込20,900円、750mlパウチ)
- 発売時期:2026年9月24日予定
本記事はローランド ディー.ジー.株式会社の発表をもとに作成しました。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



