Acompany、秘密を守れるAIの技術枠組みまとめた白書を公開
株式会社Acompanyは、実行環境と振る舞いの両面から機密性を保護する技術・運用の枠組みを整理したホワイトペーパー「Confidential AI:Confidential Computingで実現する『秘密を守れるAI』」を公開しました。Confidential Computing(機密コンピューティング)を基盤に、利用者のデータとモデル提供者の知的財産の双方を保護する設計思想を体系化しています。全16ページで構成され、同社のウェブサイトから無料でダウンロードが可能です。
生成AIの産業利用が進むなか、診療情報や設計図などの機密データを外部に送信したくない利用企業と、知的財産であるモデルを外部にさらしたくないモデル提供者の間で、対称的な課題が生じています。
これまで用いられてきた契約や内部統制、第三者監査などの組織的・法的保証では、計算処理中のデータへのアクセス制限や実行時の環境検証を技術的に担保することが困難でした。同社は、この課題を打開するアプローチとしてConfidential AIを体系化し、要件と設計思想を白書にまとめました。
Confidential AIの概要と4つの要件
Confidential AIは、ハードウェアにより隔離された実行領域(TEE)や遠隔検証(RA)を中核とする機密コンピューティングを基盤にしています。これにアラインメントやガードレール、ハーネス、認証・認可といった技術を組み合わせる枠組みです。
利用者はモデル提供者やインフラ事業者に対してデータを秘匿したままモデルを利用でき、モデル提供者は自らの管理外の環境でもモデルの重みへの直接アクセスを制限できます。さらに、悪意ある入力や有害な出力、エージェントの権限逸脱といった振る舞い上のリスクへの対処も図られます。
ホワイトペーパーでは、Confidential AIに求められる要件として以下の4点を挙げています。
- データの保護
- モデルの保護
- 主権への寄与
- 実行環境の検証
同社のChief Scientist 兼 執行役員 VP of Research&Developmentの髙橋翼氏は、Confidential AIについて特定の製品や単一の技術ではなく、双方の秘密を守りながらAIを提供・運用するための設計の考え方であるとし、共通基盤の実現に向けて研究開発に取り組む意向を示しています。

- タイトル:Confidential AI:Confidential Computingで実現する「秘密を守れるAI」
- 発行:株式会社Acompany
- 発行日:2026年9月1日
- ページ数:全16ページ
- 配布形式:無料ダウンロード(https://www.acompany.tech/service/white-paper/confidential-ai/)
株式会社Acompanyの概要
- 代表者:代表取締役CEO 高橋 亮祐
- 所在地:愛知県名古屋市中区栄二丁目1番1号 日土地名古屋ビル7階
- 設立:2018年6月
- 事業内容:Confidential Computingに関連した製品・技術と、機密データ活用に関するコンサルティングサービスの提供
本記事は株式会社Acompanyの発表をもとに作成されています。
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