ハービット、遅延リスクの低いルートや船社を検索できる新サービスを提供開始
国際物流領域のクラウドソリューションを提供するハービット株式会社は、コンテナ船のブッキング前に遅延リスクの低いルートや船社を検索できる新ソリューション「Harbitt Route Search」の提供を開始しました。あわせて、同ソリューションに関連する技術において、日本国内で2件の特許を取得したことを発表しています。
従来のスケジュール検索では確認が難しかった実際の遅延傾向などをデータに基づいて比較可能にすることで、メーカーの物流担当者による輸送手配や、フォワーダーによるルート提案の効率化を支援します。
開発の背景
国際海上輸送では、港湾混雑や悪天候、ストライキ、船舶スケジュールの変更、地政学リスクなどが影響し、遅延が恒常的に発生しています。これまでは船社が公表するスケジュールと担当者の経験をもとにルートを選定することが一般的でしたが、予定上の輸送日数が短いルートであっても遅延が多く、結果的に別のルートより到着が遅くなるケースがありました。
また、トラッキングによる遅延検知の時点では手配が完了しているため、代替ルートの再調査や各所との調整など多くの事後対応が発生します。同社は、ブッキング前の段階で遅延リスクを予測・回避するアプローチを「プロアクティブ・ロジスティクス」と位置づけ、事後対応の工数を削減し、事前のリスク管理に基づく物流業務への転換を目指して本サービスを開発しました。
Harbitt Route Searchの主な特徴
本サービスには主に3つの特徴があります。
- ブッキング前の遅延リスク比較:各船社の最新スケジュールの一括検索に加え、サービスごとの遅延傾向や前港での遅延状況を比較できます。これにより、手配後の変更工数やサプライチェーンへの影響軽減を図ります。
- トラブル発生時の代替ルート迅速選定:港湾ストライキや気象災害などが発生した際、該当する港や航路を避けた代替ルートを速やかに検索できます。また、同社の「Harbitt Tracking」と連携することで影響を受ける自社貨物を特定し、初動対応を迅速化します。
- 実績データの定量的評価:日本発着便に限らず、グローバルなコンテナ船の運航データをもとに、船社ごとの遅延状況を定量的に可視化します。輸送品質の評価や荷主への提案に活用できるほか、スケジュールや遅延情報はAPIやデータ形式での提供にも対応しています。
関連技術で特許を取得
本ソリューションの提供開始に伴い、同社は日本国内において「最適ルート検索」に関連する特許を2件取得したとしています。

- 所在地:東京都港区南青山2-2-15
- 代表者:代表取締役 仲田 紘司
- 事業内容:国際物流DXクラウド「Harbitt」の開発および提供
- 公式サイト:https://harbitt.com/
本記事はハービット株式会社の発表をもとに作成しました。
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