PUBGで知られるKRAFTON、AI技術を活用した2つの新作ゲームをリリース

KRAFTON JAPAN株式会社は、クリエイティブスタジオ「ReLU Games」より、AI技術を活用した2つの新作ゲームタイトルをリリースすると発表した。

1つ目は、自然言語処理ベースのチャットを通じて容疑者を尋問し、真実を見つけ出す推理ゲーム『Uncover the Smoking Gun』だ。GPT-4oをカスタマイズ適用することで、没入感のあるゲーム体験を提供するという。

プレイヤーは探偵となり、事件の手がかりを追跡し、犯人を見つけ出す。容疑者たちと自由なチャットを通じて尋問し、証拠を掘り下げていく。6月10日に開催される「Steam Nextフェス」に出品予定で、その後、6月24日に正式リリース予定とのことだ。

2つ目は、AI音声認識技術を基にマイクに呪文を唱えるプレイ方式の『魔法少女☆可愛いラブリー★ずきゅんどきゅんばきゅんぶきゅん☆ルルピン』。

出生率の低下によって魔法少女が不足している仮想の日本を舞台にした音声ロールプレイシミュレーションゲームで、プレイヤーは平凡な中年男性の佐藤部長となり、魔法少女として悪党たちと戦う。AI音声認識技術が、声の大きさ、発音、感情などを評価し、呪文のダメージとして計算する。シングルプレイモードとマルチプレイモードを搭載している。5月23日よりアーリーアクセス配信中で、ユーザーからのフィードバックを基に改善を行い、正式リリースする予定だ。

「ReLU Games」は、2023年にKRAFTONの11番目のクリエイティブスタジオとして設立された。「ディープラーニングとゲームの融合」をビジョンに掲げ、ディープラーニング技術を活用したゲーム制作に注力している。韓国マイクロソフトと業務提携を結び、Azure AI技術を導入した新作ゲームを開発中。

KRAFTONは、韓国に本社を置くゲーム会社で、『PUBG: BATTLEGROUNDS』、『PUBG MOBILE』、『The Callisto Protocol』など一流のエンターテインメントコンテンツを運営している。世界中に情熱的で意欲的なチームを擁し、マルチメディアエンターテインメントとディープラーニングを含むビジネスの視野を拡大することに取り組んでいる。