AIでクレカ審査最短0秒に、クレディセゾンが実現
株式会社クレディセゾンは、2024年7月31日より、AI活用によるクレジットカードの最短0秒審査を実現した新しいカード申込フォームの提供を開始した。この取り組みにより、カード申込時の入力項目を従来の最大3割超削減し、業界初となる最短0秒でのカード審査を可能にした。
従来のカード申込フォームでは、お客様の情報や希望する付帯サービスに関わらず、一律の情報入力を求めていたため、入力にかかる時間やカード発行機会提供の向上において障壁となっていた。そこで、同社はこれまで培ってきた途上与信におけるAI活用を入会審査のプロセスにも取り入れ、カード申込から発行までのデジタル化に取り組んだ。
新しいカード申込フォームでは、DataRobot社のツールを活用した高度な機械学習モデルを入会審査システムに導入し、審査プロセスの精度を向上させることで、お客様の属性や付帯サービス等に応じて柔軟に入力項目を可変させる。これにより、カード申込手続完了から発行までの所要時間を、従来の最短5分から最短3分に短縮した。ただし、所定の審査基準に満たなかった場合、0秒での審査完了とならず、カード発行を約束するものではない。
本サービスは、SAISON CARD Digitalより提供を開始し、機械学習を通じて精度を一層高めることで、提携カードを含め対象券種を順次拡大していく予定だ。同社は、ペイメント事業において培ってきたノウハウとデジタルを活用してサービスを磨き続けることによって、お客様にとってストレスを最小限にする体験を追求し、経営理念である「サービス先端企業」の実現に向けて取り組んでいく方針だ。