金陵電機など3社、レオメータMCR503の連続測定自動化システムを製品化
金陵電機、アントンパール・ジャパン、トーチの3社は、レオメータ「MCR503」による連続測定を可能にする自動化システムを製品化しました。高い再現性を維持しながらサンプル搭載から測定後の洗浄までの工程を自動化し、研究現場における作業負荷の軽減や分析品質の安定化を支援します。なお、本システムは水素・燃料電池研究を進める山梨大学への導入が決定しています。

3社の技術を融合した自動化システムの製品化
製品化にあたり、分析機器販売およびFA(ファクトリーオートメーション)分野に実績を持つ金陵電機が顧客窓口と導入支援を担当しました。また、アントンパール・ジャパンがレオメータ技術を提供し、ラボオートメーション専門のインテグレーターであるトーチがシステムの設計・開発を担当しています。各社の専門性を組み合わせることで、研究現場の生産性向上と研究開発DXの支援を図ります。
測定工程の自動化による作業ばらつきの抑制と効率化
従来のレオメータ測定では、サンプルの攪拌やかき取り、ジオメトリへの搭載、洗浄などの工程において熟練者の経験やノウハウへの依存度が高く、再現性の確保や作業負荷が課題となっていました。
本システムは、サンプル搭載から測定後の洗浄までを自動化することで、作業者によるばらつきを抑制し、高い測定再現性を実現します。さらに、連続測定や長時間運転に対応することで、研究者が測定準備や洗浄作業に費やしていた時間を削減し、解析や材料開発といった本来の研究活動に集中できる環境を整えます。
今後の展開と対象分野の拡大
今後は、レオメータ測定における再現性向上や省人化、長時間連続運転に課題を持つ企業や研究機関への展開を想定しています。また、レオメータ測定にとどまらず、サンプル前処理から測定、データ管理までを含めた研究開発プロセス全体の自動化を視野に入れて協業を拡大していく方針です。
参画企業の概要
- 金陵電機株式会社
- 所在地:大阪府大阪市淀川区新高3-3-11
- 代表取締役社長:澤田 力哉
- 事業内容:分析機器および理化学機器の販売、FAシステムの提案・構築、制御機器・計測機器の販売、研究開発・生産現場向けソリューションの提供
- トーチ株式会社
- 所在地:東京都江東区有明3-7-26 有明フロンティアビルA棟1F
- 代表取締役社長:石澤 祐介
- 事業内容:ラボラトリーオートメーション専門インテグレーター、Digital Lab 導入支援 / システム開発、研究開発自動化サポートおよびトレーニング
- 株式会社アントンパール・ジャパン
- 所在地:東京都墨田区堤通1-19-9 リバーサイド隅田1階
- 代表取締役:ガスタイガー・マリカ・ナタリ
- 事業内容:物性評価測定機器の輸入販売、分析機器の販売および技術サポート、研究開発および品質管理向けソリューションの提供
本記事は金陵電機株式会社、株式会社アントンパール・ジャパン、トーチ株式会社の発表をもとに作成しました。
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