芙蓉酒造が2026年9月に共同代表制へ 投資家千葉功太郎氏が全株式を取得
長野県佐久市で酒造りを手がける芙蓉酒造株式会社は、2026年9月1日付で共同代表制へ移行します。6代目蔵元の依田昂憲氏が代表取締役社長を、投資家の千葉功太郎氏が代表取締役会長を務め、千葉氏が同社の全株式を取得します。あわせて、これまで3つに分かれていた製造・販売法人を一社へ統合します。
造りと経営の役割を分担する共同6代目体制
芙蓉酒造は1887年(明治20年)に創業した酒蔵です。新体制では、依田昂憲氏が蔵元として酒造りの全責任を担い、千葉道場ファンド代表パートナーやDRONE FUND創業者などを務める投資家の千葉功太郎氏が蔵主として資本と経営を担当します。
両氏が「6代目」を共に担う体制をとることで、製造者が経営や販路拡大などのすべてを1人で抱え込む従来の承継モデルを見直し、後継者不足や資本面などの課題を抱える伝統産業における新たな承継の仕組みを目指すとしています。
法人統合による製造環境の拡張と新標語

今回の体制移行に伴い、従来分かれていた製造および販売の3法人を一社に統合します。これにより、これまで会社ごとに分かれていた100本を超えるタンクや蔵の全区画が共用可能となり、製造できる酒の幅や生産規模の拡大につながるとしています。
また、新体制の始動に合わせて新たな標語「WHERE SPIRITS UNITE」を掲げます。これまでの理念である「人と人、心と心を酒でつなぐ。」を継承しながら、製造と経営の連携、日本酒と蒸留酒の融合、法人の統合などを表現しています。
記念セットの受注開始と都内鮨店でのフェア展開
新体制の始動を記念し、同蔵を代表する4商品を組み合わせた「芙蓉酒造SPIRITS UNITEセット」を、創業139年にちなんで139セット限定で販売します。純米吟醸「金宝芙蓉 Tsukuyomi」、そば焼酎「天山戸隠」、クラフトジン「YOHAKHU THE ORIGINALS」、ノンアルコールの「浅間コーラ」で構成され、芙蓉酒造のECサイトで9月1日より受注を開始し、9月中旬以降に発送する予定です。価格は税・送料込みで13,900円です。
また、千葉氏が営む鮨店「麻布 鮨功」(東京都港区麻布十番)において、同蔵の主要銘柄を提供する「芙蓉酒造フェア」を開催します。

芙蓉酒造の概要

芙蓉酒造は地酒の製造に加え、農産物を活用した焼酎の委託製造のノウハウを活かし、クラフトジンやクラフトコーラの開発などを行っています。10年後には売上の半分をノンアルコール製品にする目標を掲げており、蔵を共に育てる仲間「蔵衆」の募集も近日開始する予定です。


- 商号:芙蓉酒造株式会社
- 所在地:長野県佐久市平賀5372-イ
- 創業:1887年(明治20年)
- 代表者:代表取締役社長 6代目蔵元 依田昂憲、代表取締役会長 6代目蔵主 千葉功太郎
- 事業内容:清酒・本格焼酎・スピリッツ・リキュール・クラフトコーラの製造および販売、焼酎等の委託製造(OEM)
- 公式サイト:https://www.fuyou.org
本記事は芙蓉酒造株式会社の発表をもとに作成しました。
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