JUSA、熊本地震被災地の八代市・氷川町全域の避難所にクラウド固定電話を無料設置
一般社団法人日本ユニファイド通信事業者協会(JUSA)は、2026年7月に発生した令和8年熊本地震の被災地支援として、熊本県八代市および氷川町全域の避難所にクラウド固定電話を無料で設置した。会員事業者や自治体のネットワークを組み合わせて迅速に通信環境を構築し、避難者の連絡手段の確保や自治体職員の業務を後方支援している。
自治体ネットワークとクラウド技術で迅速にインフラを構築
今回の支援は、2024年1月の令和6年能登半島地震における避難所への電話設置経験を活かして実施された。被災直後における避難者の安否確認や生活情報収集、自治体と避難所間の連絡体制確保を目的としている。
通信回線には、従来の衛星回線に加えて自治体が保有するネットワークを活用した。これにより現地でのインフラ構築にかかる時間を抑え、広範囲の避難所への迅速な提供を可能にした。また、CCアーキテクト株式会社のクラウドPBXや運用管理システム、電話端末を活用することで、設置後も回線状態の確認や端末の設定変更などを遠隔で対応している。

クラウド型固定電話は、インターネット回線やWiFi、衛星回線などを経由して地域電話番号(0AB-J番号)を利用できる仕組みで、固定アクセス回線や従来の電話交換機を必要としないため災害時の迅速な設置に適している。
避難者の連絡や自治体の業務連絡に活用
八代市と氷川町の各避難所に設置された電話は、避難者が家族や知人と連絡を取る手段として利用されている。また、避難所に派遣された自治体職員と市役所本部をつなぐ業務用電話としても使われており、避難所運営の円滑化に役立てられている。
提供されている番号は馴染みのある地域の固定電話番号であるため、避難者や自治体職員が安心して利用できる環境となっている。
会員各社が連携し機材提供や現地派遣を分担
被災地の通信インフラ確保に向け、JUSAの会員事業者がそれぞれの強みを持ち寄って支援活動を展開した。自治体との連携にあたっては、公益社団法人Civic Force(緊急即応チーム)の支援も受けた。
各社の主な役割は以下の通り(五十音順)。






- 株式会社アジャストワン(代表取締役社長:伊藤栄太):クラウド音声通信網・固定電話網の提供
- 株式会社Eligitel(代表取締役:安カ川幸司):プロジェクト全体の推進・管理、規制への対応・政府調整
- 株式会社Enjoy(代表取締役:土本直矢):被災地への派遣
- 株式会社KDDIウェブコミュニケーションズ(代表取締役社長:石井健太郎):被災地への派遣
- 株式会社コスト削減グループ(代表取締役:高木晟):現地設置用固定電話機の提供、被災地への派遣
- CCアーキテクト株式会社(代表取締役社長:武田淳):クラウドPBXと固定電話機の提供、電話網構築、被災地への派遣
- ソフトバンク株式会社(代表取締役 社長執行役員 兼 CEO:宮川潤一):クラウド音声通信網・固定電話網の提供、支援機材・物資の運搬
日本ユニファイド通信事業者協会(JUSA)の概要
- 協会名:一般社団法人 日本ユニファイド通信事業者協会(JUSA)
- 会長:近藤邦昭
- 設立:2019年5月
- 所在地:東京都港区西新橋2-8-6 住友不動産日比谷ビル
- ウェブサイト:https://jusa.jp/
本記事は一般社団法人日本ユニファイド通信事業者協会の発表をもとに作成しました。



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