DEECH、介護業界の地域人材採用にエリアマーケティングシステム活用

株式会社DEECHとセントケア・ホールディング株式会社は、介護業界における地域人材の採用促進を目的として、エリアマーケティングシステム「DEECH」を活用したテストマーケティングを開始した。

介護業界では深刻な人材不足が続いており、2019年度には有効求人倍率が4.31倍を記録した。2023年でも3.73倍と高止まりしている状況だ。日本全体の人口減少に伴う労働力の低下が進む中、介護施設周辺での労働力確保は事業継続のための大きな課題となっている。

DEECH社は、介護業界全体の課題である地域人材の採用を解決するため、セントケア・グループの協力を得て、エリアマーケティングシステムDEECHの商圏分析を用いた新たなソリューションを展開する。

セントケア・グループは、全国に展開する各地域の求人を強化するため、WEBとアナログを活用した効果的なエリアマーケティングを戦略的に行う。これに対し、多店舗展開企業の商圏分析や販促ソリューションで定評のあるDEECH社のソリューションを採用し、エリアマーケティングDXを通じて効果的な地域人材採用を行うためのテストマーケティングを実施する。

エリアマーケティングシステム「DEECH」では、店舗や事業所周辺の商圏分析を行うことで、ターゲットとなる人材がどのエリアに居住しているかを詳細に可視化できる。求人媒体やWEBでの人材募集だけでは限定されがちな情報を、商圏分析とアナログマーケティングを活用することで地域全体に情報を届けることが可能になる。ターゲットの居住地へ直接情報を届けられるエリアマーケティングは、人材獲得が困難な時代において最適な手法として注目されている。

DEECH社とセントケア・グループの取り組みは、介護業界における地域人材の採用促進に大きく貢献することが期待される。