日本ストライカー 膝靱帯再建術用固定デバイスProCinchを26年9月発売へ
東京都新宿区に本社を置く日本ストライカーは、膝靱帯再建術用固定デバイス「ProCinch(プロシンチ)」を2026年9月から全国の整形外科を対象に発売する。同社はこれまでスポーツメディスン領域で関節鏡システムや人工靱帯などを展開してきたが、本製品の発売により前十字靱帯(ACL)再建術に本格参入する。脛骨骨切り術や人工膝関節手術を含め、膝関節治療のトータルソリューションの提供を目指す方針だ。
ACL再建術に向けた開発背景
ACLは大腿骨と脛骨をつなぎ、膝の安定性を支える組織であり、スポーツ外傷による膝靱帯断裂の多くを占めている。ProCinchは関節鏡視下で行われるACL再建術において、移植腱を大腿骨と脛骨に固定し、膝の安定性回復を支援するデバイスとして開発された。
術者の操作性に配慮した機能設計
本製品は、術者の操作性に配慮した設計を採用している。非吸収性縫合糸(スーチャー)の円滑な取り回しを支援するスピードシャトル機能を備えるほか、術者が固定状態を確認・調整しやすいようループ部分にマーキングが施されている。
高負荷試験における固定性と強度の検証
再建されたACLの緩みは術後の患者の生活の質(QOL)に影響を与える場合があるが、本製品は高負荷試験において緩みや変形が少なく、良好な固定性と実際の膝関節にかかる荷重レベルを大きく上回る強度を示している。これにより、患者の膝の安定性を長期にわたり維持することが期待されるとしている。
製品概要
- 販売名:ProCinch靱帯再建システム
- 医療機器承認番号:30800BZX00044000
- 発売時期:2026年9月予定
- 対象:全国の整形外科
本記事は日本ストライカー株式会社の発表および関連学術論文(Chapman G, et al. Orthop J Sports Med. 2023)の情報をもとに作成。
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