ライフスタイル調査、経済的なゆとりを感じるのは3割、交友関係は狭まる傾向
マイボイスコム株式会社が実施した「ライフスタイル」に関する第6回目のインターネット調査の結果が発表された。調査は2024年5月1日から7日にかけて行われ、9,490名から回答を得た。
調査によると、経済的なゆとりがあると回答した人は3割強にとどまり、ゆとりがないと答えた人は4割に上った。世帯年収が700万円未満の層ではゆとりがない人の比率が高く、700万円以上の層ではゆとりがある人の比率が高くなっている。
交友・交流関係が広いと思う人は約15%で、狭いと思う人は6割弱に達した。過去の調査と比べると、交友・交流関係が狭いと思う人が増加傾向にある。経済的なゆとりがある層では、交友・交流関係が広いと思う人の比率が高い。
幸せを感じるために重要だと思うことは、「健康」が67.2%で最も高く、次いで「所得・収入」と「家族関係」が各50%台となった。「健康」は高年代層で特に重視される傾向がある一方、経済的なゆとりがない層では「所得・収入」の比率が高くなっている。
これからの生活で費やす時間を増やしたいことは、「健康維持・向上」と「趣味」が各4割強で上位を占めた。「健康維持・向上」は60~70代で比率が高く、年代差が大きい。女性や若年層では「お金を稼ぐ・増やす」の比率が高くなっている。
調査結果から、経済的なゆとりや交友関係の広さに課題を感じる人が少なくないことがわかる。幸せを感じるために重要視する要素は年代や経済状況によって異なるが、健康や家族関係、所得・収入が共通して重要視されている。今後は健康維持・向上や趣味に時間を費やしたいと考える人が多いことも明らかになった。