博報堂、感覚研究と生活者発想を融合した感覚発想Workshopの提供を開始
株式会社博報堂のプロジェクトチーム「Humanity Lab」は、人間の身体性や感覚特性に関する研究と、同社独自の「生活者発想」を掛け合わせた体験型ワークショッププログラム「感覚発想Workshop」の提供を開始した。
商品のスペックや市場ニーズにとどまらず、人の身体性や感覚を起点にして生活者のインサイトを捉え、新しいアイデアを生み出すことを目的としている。
本プログラムは、論理的思考だけでは得にくい新たな視点を取り入れるため、感覚研究に基づくデータや音響体験を活用する。具体的には、学術研究に基づく人間の感覚特性をカード化した発想ヒント集「Humanity TIPS」や、筆記音などを取り入れて創造性を刺激するサウンド「HASSO SOUND」を導入している。また、PCやスマートフォンの画面から離れて自身の身体感覚に集中するワークも組み込まれている。

ワークショップは以下の4つのステップで進行する。
- INPUT:生活者発想における「感覚」の可能性に関するインプット
- SENSORY EXPERIENCE:五感を研ぎ澄まし自らの感覚に集中する体験ワーク
- SENSORY INSIGHTS:「Humanity TIPS」を用いた感覚特性のインプットとヒント探索
- IDEATION:「HASSO SOUND」などをBGMに活用したアイディエーション

本プログラムは、商品・サービス開発の視点獲得やチームのクリエイティビティ向上を目的とした研修などの用途を想定している。
先行導入では満足度98%を記録
博報堂の新入社員研修およびグループ会社合同研修において本プログラムを先行導入したところ、受講者満足度は98%(n=105)を記録した。参加者からは、感覚を使うことで自身の発想が制約に縛られていたことに気づいた点や、デジタル画面に依存しがちな現代における身体性の重要性を実感したといった声が寄せられている。
Humanity Labの概要と関連ツール

「Humanity Lab」は、人間の感覚や感情を活用した豊かな体験の創出を目指す研究開発プロジェクトである。東京大学大学院の鳴海拓志氏との共同研究などを通じ、これまでに以下のようなツールを開発・展開している。
- Humanity TIPS:視覚・聴覚・触覚・嗅覚・味覚・認知・感情・行動の観点からなる50種類のヒントを収録したカード形式の発想支援ツール
- HASSO SOUND:思考の発散と集中をサポートするために制作された音響コンテンツ
博報堂は今後も生活者発想を基盤とし、研究やサービス開発を通じて提案を続けていくとしている。
本記事は株式会社博報堂の発表をもとに作成。
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