訳あり品で環境に貢献、買い物アプリ「カウシェ」が新サービス

株式会社カウシェは、2024年4月8日に開始した廃棄する可能性もあった訳あり品を買取し、お買い物アプリ「カウシェ」上で販売する事業において、開始から約1ヶ月で、販売した食品・飲料および日用品の累計が約40トンに達したことを発表した。

農林水産省の調査によると、2021年の日本でのフードロスの量は年間523万トンとなっており、そのうち事業系食品ロスは年間279万トンと全体の53%を占めている。また食品以外にも、一般的に生産量の1〜2割程度は廃棄されると言われている化粧品のロスも「コスメロス」と呼ばれ、世間の注目を集めている。

カウシェは、さまざまな理由で生まれてしまうロスの削減に貢献したいという想いから、2024年4月8日より、お買い物アプリ「カウシェ」において、従来の事業者が商品を販売する「出店型事業」に加え、廃棄する可能性もあった余剰在庫品等の訳あり品を自社で買取し販売する「買取・販売事業」を開始した。

今後も、食品や化粧品、日用品などを取り扱う事業者からの訳あり品の買取を強化し販売することでロスの削減に貢献し、また消費者の「環境」に対する関心を高めたいと、環境庁の主唱する環境月間である6月に合わせて、新たに「サステナ美容福袋」の販売と、「カウシェファーム」上での「古米」の取り扱いを開始する。

「サステナ美容福袋」は、箱潰れや小売からの返品や、型落ち等の理由で使用感は変わらないが正規品としては販売できず過剰在庫になった化粧品を買い取り、まとめてお得な価格で販売することで、ロスを削減しながら新しい化粧品と出会うきっかけをもたらすものだ。

また、「カウシェファーム」では、2024年6月1日から農家の方が大切に育てた作物を無駄にせずフードロス削減への貢献をしたいという想いから、お米を育てるともらえる収穫品として、通常の新米に加え、九州の米農家にて収穫された「古米」を追加する。