酸京クラウド、次世代高圧ガス容器CubiTanを特殊効果の現場へ導入開始
特殊効果演出を手掛ける有限会社酸京クラウドは、株式会社Atomisと契約を締結し、次世代高圧ガス容器「CubiTan(キュビタン)」の導入を開始する。従来の容器に比べて軽量かつコンパクトな設計となっており、特殊効果演出の現場における作業負担の軽減や安全性、作業効率の向上を図る。
従来型容器の課題とCubiTanの特徴
舞台やコンサートなどで使用される液化炭酸ガスの保管・運搬には、長年、金属製の細長い円筒形高圧ガス容器が用いられてきた。従来の容器には、重量があり運搬に力が必要な点や、転倒のリスク、保管や輸送時に場所を取る点、ガス残量の把握が難しい点などの課題があった。
Atomis社が開発したCubiTanは、従来型容器と比較して重量を約55%、高さを約60%削減した立方体に近い形状の高圧ガス容器である。炭素繊維強化プラスチック製(Type IV)で、専用モジュールによる物流や容器状態のデジタル管理に対応している。
現場の作業負担軽減と働きやすい環境づくり
酸京クラウドは1970年の創業以来、日本で初めて液化炭酸ガスを用いた特殊効果演出を考案・実施するなど、各種舞台演出を手掛けてきた。現在、同社では社員の約7割を女性が占めている。

重い容器を運ぶ負担を軽減することは、性別や年齢を問わず作業しやすい環境づくりにつながるとしており、今回の導入を通じて現場の安全性や働きやすさの向上を進める。
今後の展望と幅広い分野への展開
高圧ガスは特殊効果演出のほか、医療、食品、半導体、製造、建設、物流など幅広い産業で用いられている。Atomis社は今後、DX化や自動化を進め、国内外でのガス流通システム構築や脱炭素分野への展開も視野に入れている。酸京クラウドはエンターテインメントの現場でCubiTanを活用し、その可能性を検証していく方針だ。
製品仕様および企業概要
CubiTanの主な仕様は以下の通りである。
- 名称:CubiTan
- 内容積:10リットル
- 外形寸法:363×295×295mm
- 重量:6.1kg(容器本体、ネックバルブ、樹脂カバー)
- 最高充填圧力:11.76MPa(液化炭酸ガス)
- 材質:炭素繊維強化プラスチック製高圧ガス容器(Type IV)
両社の概要は以下の通り。
株式会社Atomis
- 本社所在地:兵庫県神戸市中央区港島南町7丁目4番9
- 代表者:代表取締役 浅利大介
- 資本金:100,000,000円
- 設立:2015年2月10日
有限会社酸京クラウド
- 本社所在地:東京都大田区大森南3-19-12 酸京ビル
- 代表者:代表取締役 小峰聖
- 資本金:73,050,000円
- 設立:1978年6月14日
本記事は有限会社酸京クラウドの発表をもとに作成。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



