キユーピーが大腸内視鏡専用検査食の説明会を開催 負担軽減と早期発見を発信
キユーピー株式会社は2026年8月25日、報道関係者向けに「大腸内視鏡検査とキユーピーの取り組み」をテーマとした説明会を開催しました。9月1日の「大腸がん検診の日」(特定非営利活動法人ブレイブサークル運営委員会制定)を前に、大腸がんの早期発見・早期治療の促進と、検査時の負担を軽減する検査食の有用性を伝えることを目的としています。会場では同社の大腸内視鏡専用検査食「ジャネフ クリアスルー」の紹介に加え、NTT東日本関東病院の大圃研医師による講演が行われました。

負担軽減を目指す大腸内視鏡専用検査食「ジャネフ クリアスルー」

大腸がんは、厚生労働省の「2023年全国がん登録罹患数・率報告」によると男女合計で最も罹患数が多いがんであり、患者数は15万人以上に上ります。便潜血検査で陽性となった場合に精密検査として行われる大腸内視鏡検査では、腸内の食べカス(残渣)を取り除くための食事制限や、当日に内服する下剤の負担が受診の精神的なハードルとなっています。


こうした受診者の負担を軽減するため、キユーピーは2003年に大腸内視鏡専用検査食「ジャネフ クリアスルー」を発売しました。同社は1972年に誕生した「ジャネフ」ブランドなどを通じて食事に配慮が必要な層への商品展開を続けており、検査前日でも日常に近い食事を提供することを目指して開発が進められました。
早期発見の重要性と医療現場における検査食の役割


説明会に登壇したNTT東日本関東病院の大圃医師は、大腸がんは育つスピードが比較的ゆっくりであり、早期に発見すれば基本的に治せるがんと説明しました。一方で初期段階の自覚症状がほとんどないため、無症状のうちに内視鏡検査で見つける重要性を指摘しました。
また、厚生労働省の検討会資料によると、大腸がん検診の便潜血検査で採取する便を従来の2日分から1日分に変更する方針が決まるなど受診のハードルが下がる一方、精密検査には依然として食事制限や下剤服用などの心理的負担が存在します。大圃医師は、事前に消化の良い検査食を摂取して腸内を整えることで、飲む下剤の量を減らすことにつながるほか、見落としのない精密な観察を行うためにも不可欠であると検査食の有用性を述べました。

味わいへのこだわりと利用の広がり
「ジャネフ クリアスルー」は、肉や野菜の具材感や程よい脂質を残しながら、検査の妨げとなる不溶性食物繊維を制限した設計となっています。パスタソースなどの製造で培った独自の技術を応用し、味への不満や質素さを解消する工夫が施されています。
キユーピーの推計によると、大腸内視鏡検査における検査食の利用率は現在30〜40%にとどまっています。医療機関からの紹介や推奨が認知経路の大多数を占めるものの、近年は40〜50代を中心に検査前日の食事への関心が高まっており、ECサイトなどを通じて個人で購入するケースも増えているとしています。
関連製品情報
- 製品名:ジャネフ クリアスルー3食セット
- 製品詳細URL:https://www.kewpie.co.jp/carefood/products/kensa/crearthough_3/
- キユーピー 検査食情報URL:https://www.kewpie.co.jp/carefood/products/kensa/
本記事はキユーピー株式会社の発表および厚生労働省の公表資料をもとに作成しました。

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